「続・夕陽のガンマン 地獄の決斗」 [ムービープラス]
続 夕陽のガンマン MGM90周年記念ニュー・デジタル・リマスター版 [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- 発売日: 2017/11/03
- メディア: Blu-ray
<ストーリー>
南北戦争の混乱の中、賞金稼ぎのブロンディーは賞金がかかった悪党と手を組んで荒稼ぎをしていた。そんな折、巷で話題になっていた20万ドルを盗み隠した男の死に際に出会う。たった一人隠し場所を訊いたブロンディー。だが彼の周りには軍隊、賞金稼ぎ、賞金首の男……それぞれの男たちの欲望が、友情と裏切りの狭間で死闘を繰り広げるのだった。果たして20万ドルは本当にあるのか? 最期に手にするのはいったい誰なのか……?
実はこのBlu-ray持っている。
山田康雄の吹き替え版も収録されていて、
私が買ったときは正規の価格だったけど、
今はプレミアがついている。
入手困難だから絶対に売りませんけどねw。
ちなみにうちの円盤には「地獄の決斗」なんて副題はついていない。
で、今現在劇場で「ドル三部作4K版純次上映中。
愛する「映画秘宝」にその特集がされていて、
「これは仰る通りに最後から遡って観なければ」と。
去年の暮れにムービープラスで、
ドル三部作を放映していたので録画済み。
もちろん本当は映画館で観たいけれど、
生憎ちょっと今事情が許さない。
と言うことで家で上映会実施。
やはりこの作品はセルジオ・レオーネも渾身の力で、
俳優も配役も演出も撮影も編集も全力投球。
モリコーネも最初は気乗りしなかったウェスタンも、
ここまで来るとかなりノリノリの雰囲気。
なんでこんなに面白いんだろうって思うけど、
何しろクローズアップの映像の迫力がすごい。
そして広い荒野を映したかと思えば、
生々しい殺戮の場面をまた仔細に描く。
今の映画よりダイナミックだなぁと思うのは、
おそらく生の映像でそれをやるから。
今のようにCGとかVFXと無縁だから。
要するに人間が生身で作った映画だから。
これがやっぱり一番の迫力なんだなぁと。
いや、トム・クルーズだって生身で頑張っているんだけどね。
確かに以前観た時には気付かなかったけど、
ブロンディーが最後にポンチョ姿で現れる。
「おお、ここからか!」
と言うことで遡って観なければ。
最近昔の映画の見返しが多いなぁ。
新しいものに興味がなくなるって、
認知症の始まりかもね。
2024-03-23 21:08
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「漫画みたいにいかない。」 [DVD&Blu-ray]
根拠もなく「ビックになる!」と意気込み漫画家になるも、全く売れる気配のない主人公の戸塚オサムは、今日も頼りないアシスタントの荒巻と事務所兼自宅で新作漫画を執筆中。
だが、ひとり娘のるみ、編集者の足立、幼馴染みで定食屋を営む鳥飼がいつも問題を持ち込んできて漫画制作どころではなくなってしまう。。
「ほとんどの大人の人生は...どうして漫画みたいに上手くいかないんだ」5人の日常と不満が、シニカルな笑いを生み出していく。
まだ続いているマイブーム。
どうしても東京03の演技が観たい。
中古が安かったので思わず。
設定は一つ。
そこで繰り広げられる毎回のコントみたいなドラマ。
基本的な性格や役割は普段のコントと一緒。
そんな中でいつも「いいよなー」と思えるのが、
すっとぼけてしれっとうまいことやる豊本っちゃん。
今回もしれっとやらかしてくれて、
いつも割りを食うのは角ちゃん。
この安定と安心感。
わかっているけどつい観てしまう。
そして思った以上に大事になったりして。
それがなんだかわからないけれど、
観る度新鮮でまた観てしまう。
ゆえに東京03の作品は円盤で欲しい。
これはこれで物理的保管場所も、
金銭的にも困ったものなのだが。
2024-03-23 19:45
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「ラヴィ・ド・ボエーム」 [DVD&Blu-ray]
家賃が払えずパリのアパートから追い出された作家のマルセル(アンドレ・ウィルム)は、レストランでアルバニア人の画家志望ロドルフォ(マッティ・ペロンパー)と出会う。意気投合した二人はマルセルのアパートに向かうが、そこにはすでに売れない作曲家のショナール(カリ・ヴァーナネン)が入居しており、貧しい彼らは共同生活を始める。
何ともいえず、
愉快でご都合主義な共同生活。
時間がたっても何もすすまず。
誰一人何もなさず。
適当なパトロンを見つけて、
とりあえず画を売ることはできても、
だけど一歩外の画廊に持ち込めば一門の価値もない。
作曲家は全く何をしているのかわからないし、
作家は物語を書くのではなく、
けっきょく商売に手を出して。
陸続きのヨーロッパならではの物語。
こう言う話を見ると、
さすがに羨ましいなぁと言うか、
何というか日本ではできないなぁと。
そこがまたロマンチック。
貧しいけどめげないし、
生きることには一生懸命。
隙あらば楽しい生活を夢見て勝負w。
こういう風に彼らを描けるのが、
カウリスマキ監督の面白さと良さ。
ホッとするし、
何かとても希望が持てる。
貧しいことも、
夢が叶わないことも、
全然不幸ではない。
生活の中のどこにでも楽しみはある。
自分を豊かにする術はある。
歳を取ったからこそ、
むしろこういう生活に到達してみたい。
2024-03-23 14:52
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「エル・スール」 [DVD&Blu-ray]
【内容】
1957年、秋。ある朝、少女エストレリャは目覚めると、枕の下に父アグスティンの振り子を見つける。エストレリャは父が死んだことを悟る。彼女は回想する。内戦下のスペイン、<南>の町から<北>の地へと引っ越す家族。8歳のエストレリャが過ごした“かもめの家”での暮らしが語られる…。父アグスティンを演じるのはスペインの名優、オメロ・アントヌッティ。
「ミツバチのささやき」が余りに大評判で、
めちゃくちゃに評価されたが故に、
迷路に入り込んだビクトル・エリセ監督の10円ぶり第二作。
最初3時間で作ってしまって、
けっきょく半分で公開された曰く付き。
あのー、
ものすごく良い雰囲気だし、
微妙に揺れる一家の心や立場が、
ジワジワと沁みてくるし、
それが「さぁ新しい旅立ち」ってことで終わる。
素人で何も知らなかったらそれで良いかなって思う。
でも残り1時間半合ったのかと思うと、
それってどんな話?って考えてしまう。
その反動だろうなぁ、
「瞳をとじて」が3時間近いのも。
多分年齢もあるんだろうけど、
私はお母さんの立場になんか思い入れが。
内線の影響で教職から追放されて、
家で編みものをして家事をする。
なんか一時の自分の生活のようで、
私の場合家族もいないから、
本当に誰の役にも立っていないし、
自分の存在理由がわからなくなっていた。
あのお母さんは他の女性に心を残していて、
それでいて良い父親でもある夫を、
どんな風に考えていたんだろう。
最近思うんだけど、
アキ・カウリスマキもビクトル・エリセ監督も、
めちゃくちゃ究極的にロマンチスト。
還暦のお婆ちゃんからすると、
「男って奴はいくつになっても」って感じ。
なんだけど観ると感動しちゃうw。
わかっているんだけどね、
映画の中でも女の方が現実的で、
男は逃避的な生きものだから。
なので、
変な余韻があるが故に、
「瞳をとじて」がとても楽しみ。
2024-03-23 12:43
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