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「ランボー 最後の戦場」 [ストリーミング]


ランボー 最後の戦場 エクステンデッド・カット [Blu-ray]

ランボー 最後の戦場 エクステンデッド・カット [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ギャガ
  • 発売日: 2020/06/26
  • メディア: Blu-ray


内容(「キネマ旬報社」データベースより)
シルベスター・スタローン主演のアクションシリーズ第4作に追加シーンをプラスしたエクステンデッド・カット。タイ北部で暮らしていたランボーは、ある日内戦の続くミャンマーへ向かう支援団を助けるのだが…。

ラストシーンが観たくてやはり、ね。
まさかその後にあんな地獄が待っているとは、
これを最初に見たときには思ってもいなかったけど。

それにしても、
笑っちゃうくらいに血と肉片が飛び散るし、
頭はボンボン吹き飛ぶし、
ものすごい残虐度w。
「ラスト・ブラッド」ではひたすらに痛かった殺戮シーンが、
「最後の戦場」では笑っちゃう。
もう非現実的としか思えなくなってくる。
感覚の麻痺ですな。
でも現実はこちらなんですわ。
人が死ぬってことはこういうこと。

本当に「これでもう充分、これ以上は無理」って感じ。

シーンが血まみれでおどろおどろしいほどに凄惨なほど、
最後のシーンが効果的というもの。
ええ、この当時は「めでたしめでたし」と思っていたので。

それじゃ落とし前つけたと思わないところが、
ハリウッドのすごいところだし、
そこを突き詰めるのがスライのすごいところ。
彼は最後の最後に自分のために人を殺す決意をするわけで。
そう思うとここまでは大義名分があるし、
正義がそこにあると思えるから不思議。

なんにしてもこのシリーズ、
単なるアクション映画ではなくて、
そこの裏に潜む寡黙なランボーの心を読まないと、
本当の意味はわからない。

本当にスライってば、
良いシリーズと良いキャラクターをしっかり演じている。
この人はもっと評価されないと。

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「ランボー」 [ストリーミング]


ランボー 4K レストア版 [Blu-ray]

ランボー 4K レストア版 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2020/02/14
  • メディア: Blu-ray


内容(「キネマ旬報社」データベースより)
シルヴェスター・スタローン主演の人気アクションシリーズ第1弾。ベトナム帰りの復員兵・ランボーは、ある町で警察から屈辱的な扱いを受ける。怒りを爆発させた彼は、数百人の警官を相手に死闘を繰り広げる。

「ラスト・ブラッド」からの「ファースト・ブラッド」。

やはりこの作品はいつ観ても、
ランボーのベトナム帰還兵としての苦悩と、
トラウマが強く描かれているのが魅力。
ここから「怒りの脱出」「怒りのアフガン」と、
殺人マシンとしての能力だけがクローズアップされてしまうけれど、
本当に原作者が描きたかったのは、
ベトナム帰還兵たちのPTSDと居場所のないつらさ。

ここから「最後の戦場」に繋がって、
これがまた凄まじい。
そして「ラスト・ブラッド」に繋がる。

と言うことで、
このシリーズは1,4,5と観れば一番良いと思う。
彼の物語はそこに充分描かれている。

ので「最後の戦場」」も観ちゃうんだろうなw。
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「ランボー ラスト・ブラッド」 [映画]



元グリーンベレーの真骨頂
史上最強の頭脳戦が今、はじまるーー
孤独な戦いは終わりを告げ、ようやく訪れた、“家族”と過ごす幸せな時間。 その平穏が破られた時、男の怒りは頂点へ――。 いまだベトナム戦争の悪夢にさいなまれる元グリーンベレー、ジョン・ランボー。孤独な戦いを経て、祖国アメリカへと戻ったランボーは、故郷アリゾナの牧場で、古い友人のマリアとその孫娘ガブリエラと共に、“家族”として穏やかな生活を送っていた。しかしガブリエラがメキシコの人身売買カルテルに拉致され、事態は急転する。愛する“娘”を救出するため、ランボーは元グリーンベレーのスキルを総動員し、想像を絶する戦闘準備を始めるのだった――。

もう言葉を失うしかなかった。
なんの感想を持つことができるだろうか。
今まで戦争の悪夢に苛まれ、
戦争の中で孤独に戦ってきたランボーが、
愛する家族のために、
大義名分ではなく「憎しみ」のために戦う。
それはもはやなんの躊躇もなく、
今までの機械的な殺人マシーンに「憎しみ」が上乗せされたとき、
そこにあるのは無慈悲な殺戮・・・。

彼の持つ能力を愛するもののために使ったとき、
ここまで凄惨を極めるとは、
あの地下室の存在からも、
彼の闇の深さが今またより一層実感できる。
「舐めてた相手が殺人マシンだった」
彼が愛するものを奪った奴らの不運を嘆くしかない。
そしてレイティングも関係なく、
ランボーの心の闇と無念さを描ききったこの作品は、
間違いなくランボーの心の終着点。
ラストシーンで涙が止まらなかったのは、
1作目からずっとランボーを観てきて、
彼の苦しみ、PTSD、差別の根深さがわかっているから。

老いたランボーの戦い方は今までとは違う。
だから終始戦って走るランボーを想像してはいけない。
御大スライも73歳なのだし。
しかしそこはさすがにわかっている。
敵地に乗り込んでケンカを売って来るや、
自らの庭に誘い込んで縦横無尽に暴れて、
容赦なく命を奪う。
そのやり方は本当に凄惨で今までのシリーズ史上一番の非道さ。
ランボーをそこまでにしたのは、
平和を奪った奴らなので自業自得なのだが。

スライも老いて、
いろいろな意味でけりをつけ始めている。
それはさみしいことなのだが、
ちゃんと納得のいく内容になっており、
そのパワーは老いたりと言えども衰えず。

もう一度シリーズを見直したくなる、
その魅力はただの殺人マシンではないところにある。
まずは第1作を観て彼の苦悩の始まりをみんなに知って欲しい。
そしてスタローンの演技が素晴らしいことも知って欲しい。

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