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「ウィッシュ」 [Disney+]




ウィッシュ MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

ウィッシュ MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2024/04/24
  • メディア: Blu-ray


<ストーリー>
願いが叶う魔法の王国ロサスに暮らす少女アーシャの願いは、100才になる祖父の願いが叶うこと。だが、すべての“願い”は魔法を操るマグニフィコ王に支配されているという衝撃の真実を彼女は知ってしまう…。みんなの願いを取り戻したいという彼女のひたむきな思いに応え、夜空から舞い降りてきたのは“願い星”のスター。スターに導かれ、相棒である子ヤギのバレンティノら仲間と共に、アーシャは立ち上がる。
「願いが、私を強くする」──アーシャとスターの運命の出会いが、王国に巻き起こす奇跡とは…?

大体が割合すぐにDisney+で観られるので、
それを待つのが普通。
多分DisneyPIXARのアニメを劇場で観たことはない。
なので今回もその流れ。

100周年の作品がこれか。

それが正直な感想かな。
いろんなキャラクターと絡めるのは良いけれど、
それが効果的とも言いにくいし、
そもそもストーリーが陳腐。
ステキな王様が実は独裁者の魔法使い、
民の願いを聞くと称してはその夢を閉じ込めて、
民の夢も希望も閉じ込めている。
その設定がもうなんか受け入れがたい。
で、アーシャは特別な力があるわけでもない少女で、
その願いの導きでスターと出会う。

キャラクターの強さもないし、
意外性も全くないし、
まぁ惹きつけられるとしたら、
今までとはちょっと違う作画の感じ。
だけど音楽もインパクトに欠ける。
1時間半盛り上がる気持ちになれないってのはどうも。

Disney+に入っていれば、
いつでも無料で観られると言うだけで、
まぁそれだけのことで観るのは良いけど、
お金を払う価値はないかなぁ。
一応新作は全部Disney+で観ているけど、
ここしばらくの中で最悪。
好みの問題はあるだろうけど。


子どもの目にはどう映るんだろう。 

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「THE LAST REPAIR SHOP」 [Disney+]


かつてのアメリカでは珍しくなかったが、現在はロサンゼルス市が、楽器を無料で修理して公立学校の生徒に提供する、アメリカで最大かつ最後の市で、そのサービスは1959年から続いている。アカデミー賞にノミネートされた、ベン・プラウドフットとクリス・バワーズの2人の監督が贈る「ラスト・リペア・ショップ」はダウンタウンにある、とある倉庫の隅々まで撮影。そこでは学生たちのために、8万を超える楽器の修理に情熱を傾ける、数名の職人たちが働いている。

アカデミー最優秀短編ドキュメンタリー賞受賞。
ふらふらっとDisney+を眺めていたら、
発見したのでやはりこれは観たいな、と。

それぞれのリペアマンにそれぞれのストーリー。
それぞれの楽器にそれぞれのストーリー。
それぞれの学生にそれぞれのストーリー。

短編ではあるけれど、
その思いがそれぞれに伝わってきて、
その熱さや真摯な思いに胸を打たれる。
みんな「楽器があったから今の自分がある」と。
そして真っ直ぐに歩んでこられたのだと。

思いきり商業的であり、
思いきり納得のいかない部分もあり、
ちょっとしたモヤモヤが残るアカデミー賞だけど、
こういう作品をちゃんと評価するのは素晴らしい。 

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「ザ・クリエイター/創造者」 [Disney+]




ザ・クリエイター/創造者 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

ザ・クリエイター/創造者 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2024/02/07
  • メディア: Blu-ray


遠くない近未来、人を守るはずのAIが核を爆発させた——
人類とAIの戦争が激化する世界で、元特殊部隊の〈ジョシュア〉は人類を滅ぼす兵器を創り出した“クリエイター”の潜伏先を見つけ、暗殺に向かう。だがそこにいたのは、兵器と呼ばれたAIの少女〈アルフィー〉だった。
そして彼は“ある理由”から、少女を守りぬくと誓う。やがてふたりが辿りつく、衝撃の真実とは…

劇場での予告編は悪くなかったけど、
予告編を作る人は本編を知らないし、
音楽とかも全然知らないという事実を知って、
最近はかなり疑ってみるようにしている。
この映画の予告編も、
それなりに面白そうではあったし、
ディストピアでの希望と絶望なんだろうなぁと思っていた。
だし。 
渡辺謙の出る映画は余り相性が良くない。

もうずっと既視感の連続。
多分映画を観た本数が多ければ多いほど、
あれとあれとあれとあれとあれの合体。
そしてアメリカ対東アジア。
日本も含むけど先ず登場するベトナム。
即座に村を襲って隠した出入り口を教えろと、
銃で脅迫して子どもと老婆を号泣させる。
これもまた何処かで見た光景。
ベースがそんなこんなで、
オリジナリティが感じられないところに、
どんな物語を紡ぐかと思えば。

つまらん。
さすがギャレス・エドワーズ、
薄っぺらい愛情物語にして見せた。
まぁとにかく子どもが可愛いので、
それに免じて最後まで観たけれど、
相変わらず核を軽く扱うし、
一個も感情移入できない物語。

まぁこの手のSFの設定は、
ほぼほぼ80年代までに出てきていて、
それは目新しかったんだけど、
そこから先の展開は、
如何に独特の要素やs細かい設定を加えるか。
今回細かい設定はあったけど、
ある意味「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーvol.3」みたいな、
余りにも画期的な要素とはほど遠く、
ディストピアものであるが故のどんでん返しも、
割合早くに種明かしされちゃうのと、
冒頭からの横暴、暴虐ぶりに「あ。やっぱり」みたいな。
あとやっぱり渡辺謙はどうでも良い役だった。

視覚効果は素晴らしいんだけど、
如何せん物語が薄っぺらくて、
借り物お設定のような感じが抜けなくて、
その意味では意外性に欠ける。

ただわかりやすいと言えばわかりやすいし、
その映像が素晴らしいから、
これを評価できるとも言えなくもない。

要は好き嫌いだ。

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インディジョーンズ&ハリソンフォード TIMELESS HIROES [Disney+]



ハリソン・フォードの俳優としての足跡と共に、
彼が如何にインディ・ジョーンズを大事に思い、
最後のインディを演じるまでの思いを、
関係者の証言を交えながら、
彼の素顔と言葉で語られていくドキュメンタリー。
何気なくDisney+をつけて、
番組を探っていたら見つけちゃった。
そして即見ちゃったw。

ハリソン・フォードの評価というのは、
ハン・ソロとインディ・ジョーンズという二枚看板によって、
俳優として非常に低く評価されてきたと思う。
所詮ブロックバスターの役者だろうと。
まぁこういうタイプのヒーローを二役も持っていると、
大抵は潰れていく役者が多かったと思う。 
でもハリソンは違った。
彼は遅咲きの役者だ。
遅咲きだったからこそ、
その後の彼の作品選びは慎重に、
自分の俳優としての力を発揮できる作品になって行く。

今も思い出す。
「刑事ジョン・ブック 目撃者」。
ヒーロー以外の顔のハリソンを、
確か銀座の映画館で観た。
「この人はただのアクション俳優じゃない」。
感情を抑えた演技と爆発する瞬間、
圧倒されてスクリーンに見入っていたことを思い出した。

最近では「エクスペンダブルズ3」に出てきたとき、
楽しんでハン・ソロをなぞるような演技を見せて、
それは胸のすくような爽快感を覚えた。

彼はファンを顧客と考えていると言っていたが、
まさしくカスタマーサービスとして、
どうしたら顧客が一番喜ぶか、
それを第一に考え尽くしているのだろう。
それは79歳になっても変わらない。
79歳でアクションまでこなす、
とんでもないサービス精神の持ち主。
最高過ぎてもう彼にまた惚れ直してしまった。


「エクスペンダブルズ ニューブラッド」でのスタローンのように、
(背景に複雑な製作過程があるのは承知しているが)
「もうそこにいるだけで良いのよ、バーニー。」もありだが、
それにしてもやっぱりそれはそれで辛い。
やっぱり私たちがヒーローに求めるものは、
そうじゃないのよ。
「ヒーロー健在」というところを見せてほしいし、
それは肉体的なことじゃなくて、
そのヒーローが持っている精神性の問題。
それをハリソンは確実にわかっているし、
それを自分で確実に体現している。

あらためて40年以上を振り返ると、
彼がとてもハンサムであることに気付かされる。
長年彼のファンだけど、
今更ながら野性味もありながら、
なかなかに端正な顔立ちだとわかる。
そしてスターとしてのオーラがあることも。
あのハン・ソロの不適な微笑みは余りにも魅力的。

彼はまだ引退しない。
まだこれからも俳優を続けると言う。
年齢を経たからこそ演じられる役、
その役を演じることもまた、
彼の顧客に対するサービスなのだろう。
真摯に顧客に向かい合うからこそ、
彼の誠実さが人を惹きつける。
あんなにチャーミングな80歳、
他にはいないかもしれないな。

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「名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊」 [Disney+]




名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2024/01/17
  • メディア: Blu-ray


“ミステリーの女王”の異名を持つアガサ・クリスティが生涯を通して書き続け、今なお全世界で愛される“名探偵ポアロ”シリーズ。1969年に発表された『ハロウィーン・パーティ』を原作に、舞台をイギリスから第二次世界大戦後のハロウィーンを迎えた不気味なベネチアに移した本作。一線を退き、ベネチアで流浪の日々を送るポアロは、朽ち果てた大邸宅で行われる降霊会にいやいやながら参加することに。そこで来賓の1人が殺害され、ポアロは影と秘密をはらんだ邪悪な世界へと足を踏み入れてしまう─。

Disneyプラスだと早くから見られるんで、
全く劇場で観る気にならないこのシリーズ。
何よりもケネス・ブラナーのポワロは認めていないし。
「ベルファスト」はあんなに素晴らしかったのに、
なんでこうなるのか。

今回も外連味たっぷり。
引退したポアロを演じつつも、
やっぱりどこか人に舐められるのも下に見られるのも嫌な人だから、
結局事件に巻き込まれててんやわんや。

ポワロ、ポアロの事件が映画になると、
なぜかイギリスから飛び出して、
旅情気分もたっぷりな外国を舞台にされる。
本作も「ハロウィーン・パーティ」の舞台をベネチアに翻案。
でもまぁ嵐の密室状態だし、
ベネチアである必要性がよくわからない。

相変わらずつまらんわー。
だけどケネス・ブラナーだから化けるかと思って、
ついつい観ちゃうんだよ(無料だし)。
ミシェル・ヨーも彼女である必要があったのか、
なんだかとっても疑問だしね。

まぁこういう映画を作って出演して金もらって、
その金をベルファストみたいな映画につぎ込む。
それはそれでありだと思うから、
それはそれでやってほしいと思うので、
まぁ地味でも心にしみる映画を作ってくれればそれでよし。



ポワロはデヴィッド・スーシェ以外はもう認められない。


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「Shohei Ohtani - Beyond the Dream」 [Disney+]



昨年、ベーブ・ルース以来104年ぶりの偉業となる「2桁勝利・本塁打」を達成し、先日も、日本人選手として、そしてアジア人選手としても初めての快挙となる、メジャーリーグベースボール(MLB)でのホームラン王を獲得した大谷。
前代未聞の二刀流を実現し、世界中に夢を与え続ける彼の人生に迫る本作では、彼の幼少期から今に至るまでのターニングポイントの裏側が明かされる。
大谷がどのようにして夢を実現させたのか——。
大谷を知る上で欠かすことのできない「マンダラ表」について、今だから聞けるメジャーに移籍した際の気持ち、WBCでも強い絆を見せた日本人選手に対する想いなど、ここでしか聞けない貴重なエピソードの数々に注目だ。

日ハムに入団したことも、
5年後にメジャーを選んだことも、
エンゼルスを選んだことも、
すべて結果オーライであること。
もちろんそのための目標や努力、
それを絶対的にやっていることは明白。
しかしなぜ結果的にそうなったのか?
周りの人は彼をどう考えてどう見ているのか。
そのことにはものすごい好奇心が働いた。


結論。
彼はとにかく自分で的確に物事を捉えて、
的確に正確に物事を分析して、
それを踏まえて考えて考えて、
その結果として彼の勘が選んだ道、
それが今正解として結果を残している。
もちろんそこに至るまでの彼の決断、
その決断をする様に彼を育てた両親、
選んだ学校、指導者、
その必要かつ肝心な所を彼は吸収してきたのだ。
それは彼の言動からもわかる、
驚くべき素直さで自分の人生を判断してきた。
そして自分がなすべきことに向かって、
確実な絵と計画を書いて、
そこに向かって努力を続けること。
それが今まで誰もなし得なかったことを成し遂げた、
大谷翔平という人間の凄さだ。
それは本編に登場する元プロ野球選手、
現役プロ野球選手、監督の証言からもわかる。
彼が持っているまだまだ未知といえる力は、
その目標と努力によってまだ拓かれるだろう。


本編には登場しないが、
やはりこうした選手を作り出した素地、
それはタケさんがいつも言うように、
野茂とダン野村の挑戦があったからだ。
彼らがメジャーに日本人が出場する風穴を開けた。
そのことだけは忘れずにいたい。
そしてこれからも語り継いでいきたい。

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「マイ・エレメント」 [Disney+]



『トイ・ストーリー』『リメンバー・ミー』のディズニー&ピクサーが贈る、
ひとりでは気づけなかった自分の可能性と出会う物語。
火の女の子〈エンバー〉と水の青年〈ウェイド〉、
正反対のふたりの心が触れ合う時、色鮮やかな奇跡が起こる――。

これを観る前に、
「火の鳥 エデンの宙」をちょっと観ていたのだけれど、
いやはや画像の美しさ、動き、すべてにおいて、
別世界だなぁ(実際別世界)と実感。
やはりDisneyPIXARの技術は桁違い。

簡単に言えば、
「ロミオとジュリエット」。
描きたいことは明白。
人種も肌の色も家柄も何も関係ないよ、
理解し合おうと思うこと、
素直に愛する心を認めること、
一人では実現できないこともみんなと一緒ならできるかも。

そうとわかってはいても、
ちゃんと良いなぁと思うし、
ちゃんと感動もするし、
ちゃんと思わず微笑むし、
この世界を作り上げる力に感心してさすがと思う。

この手のアニメーションは、
田舎の劇場だと吹き替えオンリーで、
なかなか原語で味わうことができない。
その点Disney+だと何語でも楽しめるし、
ローカライズも完璧。
なのでついつい劇場で観なくなるけれど、
この美しい世界を観るなら劇場は良いなぁと思う。

全国で字幕版を上映してくれれば、
私も劇場で観るんだけどなぁ。

Disney+に来るのも早いし、
まぁそれはそれで良いんだけどね。
Disney+ってコスパ良いよなぁ。

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「リトル・マーメイド」 [Disney+]



外の世界に憧れていた16歳の人魚のアリエルは、ある日、人間の王子を助けたことをきっかけに彼に恋してしまう。その気持ちを抑えられなくなった彼女は、周囲の心配をよそに魔女と契約を結び、地上の王子に会いに行く。

何度も何度も劇場で予告編を観ても、
「さすがに金は出さないわ」と言うことで、
今Disney+に金を払っている意味を見出すために、
さて観ようではないかと。

「人魚姫」って奴は、
幼い頃に悲恋の話として読んでいて、
多分Disneyアニメは観なかったなぁ。
幼心に結ばれない運命と、
余りにも大ボケな王子が馬鹿に見えて、
全く好きになれない童話だった。

問うことで、
けっこうこの話もバカにしていた。
海の中のCG部分は夢の世界だけど、
リアリティに欠けるのが気になって。
だけど実際見始めてみると、
陸に上がってからの物語が良かった。
原作ではほぼ見えてこない領民や、
生活の様子が生き生きと描かれて、
華やかなDisneyの世界が広がって美しい。
アリエルもまたやはり足を得てから、
さすがに自然な動きで行き来と美しい。
そして魔女が「運命の人」を偽って登場してからは、
周りの勢いと魔女の力に押し切られる王子。
最近のDisneyにありがちな、
強い女性と優柔不断で煮え切らない王子の構図。
そこから一転、
なんどハッピーエンドか!と思わせたのも一瞬、
またまた魔法は解けてアリエルは人魚の姿に。

そこからの展開が予想外、
いや予想以上だった。
陸の民と海の民の話になって、
互いに今まで理解するつもりがなかったのが、
アリエルと王子が結びつけて、
分断から融和へと動いていく。
つまり世界平和へと大団円を迎える。

ああ、なるほどなぁ。
今のDisneyは王子と人魚姫の悲恋ではなくて、
彼らが大使となって、
互いの世界を結びつけて平和に生きる。
そういう世界を描くことにしたのか、と。
その気になれば理解し合えるし、
その気になれば人種も宗教も超えられるってか。

まぁ人間社会ではそうは行かないのが、
現実というものであって、
今でも肌の色による差別は厳然とあるし、
人種の違いによる差別や分断はあるし、
ましてや宗教による分断はおそらくこの先も分断はなくならない。


そんな現実社会をDisneyは、
今の作品で融和させることに引っ張っている。
どの作品も交わらない種を交わらせて、
互いを理解して共生することを描く。
もっとも戦争になれば戦争協力者にもなったのが、
ウォルト・ディズニーなのだが。



で、ふと思い出した。
母親が私に読ませた見せたお姫様の世界、
シンデレラも白雪姫も人魚姫も、
まったく王子に憧れる気持ちはなかった。
幼い頃から白馬の王子様を夢見たことがなかった。
還暦にしてやっと自覚した。
やはり私はAセクシャルでAロマンティックなのだ。
人を人間として愛することはできても、
そこに異性としての意識が介在しない。
Disney作品を観てそのことに気づくとか、
なんの皮肉かと思うが、
そう言うこともあるものだ。


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「季節のない街」 [Disney+]



【あらすじ】
”ナニ”から12年――この街には、”ナニ”で被災した人々が身を寄せる仮設住宅があった。
今もまだ、18世帯ものワケあり住人が暮らしていたが、月収12万超えると「即立退き」とあって、皆ギリギリの生活を送っていた。
主人公の半助こと田中新助は、街で見たもの、聞いた話を報告するだけで「最大一万円!」もらえると軽い気持ちで、この街に潜入する。
だが、半助こそ”ナニ”によって何もかも失い、ただ生きているだけの男だった。
しかし、ギリギリの生活の中で、逞しく生きるワケあり住人らを観察するうち半助は次第に、この街の住人たちを好きになっていく。
そんな中、仮設住宅が取り壊されるという噂が街に流れはじめるのだが......。

「どですかでん」 
日本映画を多少知っている人なら、
黒澤明のこの映画の名前を知っていると思う。
私もその一人。
しかし未見。
黒澤明を順番に観ようと思ったら、
あまり優先順位は高くないように思う。

その「どですかでん」と同じ原作、
山本周五郎の「季節のない街」をクドカンが脚色、脚本、監督。
今時めちゃくちゃ贅沢なドラマ。
おまけに俳優も端から端まで宮藤だん好みの、
最高の俳優づくし。
音楽は大友さん。

何が参ったって、
猫役に皆川猿時さんを配しちゃうことw。 
もうこれがたまらないw。 
すごいなぁと思うのは、
台詞も登場シーンも多い主役3人より、
余程主役感があるというか、
場をさらっていくというか。
あと三浦透子。 
彼女も口数が少なくて、
薄倖で辛い役柄なのに、
どこかユーモラスで可愛くて、
なんとなく庇って守ってあげたい存在。
仲野太賀は安定の苦労する兄ちゃんだし、
渡辺大知はやさしすぎて苦労性だし、
池松壮亮は正体不明ながらとぼけているし、
「どん底」で「季節のない街」で、
やっぱりクドカンワールドだし。

笑いながら、 
ジンとしながら、 
キュンとして、
なんか時々腹立たしくなって。

ドラマは面白いんだけど、
日本社会って最低だよなーって思っていた。

あんまり考えすぎずに観れば、
ただ面白く終われるけど、
やっぱり腹の底に何かが残る。
消化するのには何回か観たいから、
配信ドラマとして成功だろうな。

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「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」 [Disney+]



いよいよDisney+で配信が始まった。
もう我慢できずに、
仕事の昼休み中から見始めたら止まらなくて、
普段木曜日の夜は、
録画したその日の朝の「あまちゃん」と、
前日の「名探偵ポワロ」を観るのに、
たまたま「名探偵ポワロ」がなかったのをいいことに、
「よし!」と続きを見始めた。

やっぱり最高。
とにかく最高すぎる。
始めてWOWOWで録画した1作目を観たとき、
宣伝でやたら目立っていたロケット、
これが見た目と反してトンデモ野郎で、
宇宙のはみ出し者たちの集まりというのが面白くて、
そこに大好きなポップミュージックがかかるもので、
もう一目ぼれ状態だった。
2作目は「どうせポテンシャル下がるんでしょ?」と思っていたら、
いきなりピーターの父親登場で、
またそいつがクソ野郎で、
そうしたら育ての親ヨンドゥが最高すぎて、
まさかと思うほどの大号泣。

そのあとはジェームズ・ガンの騒動があって、
紆余曲折しながらのこのクライマックス。

3回スクリーンで見たけれど、
そのあとサントラを買ったら、
なお一層盛り上がって好きで好きで。

それぞれが過去と向き合って、
新たな道を歩ぎ始めるこのラスト、
本当に最高に好き。
アダムが完璧なはずなのに間抜けなのも最高すぎる。
「やり直す」というキーワード、
このシリーズではとても大事な言葉で、
その言葉を父親であることを思いだした、
ドラックスに言わせるのもまた落涙。

とにかくもう最高ってことッスよ! 
GW中3日も通ったけど、
案外空いていたのは納得いかなかったわ、

メディは別に買うので、
もしDisney+をやめてもまた観られる♪ 

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