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「帝銀事件 死刑囚」 [Amazon Prime Video]


帝銀事件 死刑囚

帝銀事件 死刑囚

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2021/09/24
  • メディア: Prime Video


1948年1月26日、東京都衛生課員を名乗る男が、行員16人に青酸化合物を飲ませて12人を殺害。無惨な大量毒殺事件は、平沢貞通被告が逮捕され、死刑確定する。拷問による自白、被告の精神疾患や証言の不明瞭さに加え、様々な背後の動きとともに、事件は闇の中に迷走する。

米軍占領下で起きた大量殺人事件。
自分がこの事件のことを知ったのは、
おそらく中学生の頃だったと思う。
法医学の本やら昭和の怪事件やら、
そういうものに興味を惹かれて、
その後何かしら書かれたものを見かけると、
都度何度も何十編も読んできたので、
自分の記憶も曖昧でいろいろな情報がありすぎる。
もちろんどこまでが推論で、
どこまでが事実がわからないことも多い。

この映画も100%事実ではないし、
推論も多く含まれている。
それでも平沢はやっていないという前提で、
彼が自白をしたとされて、
死刑囚となった過程が描かれる。
熊井啓監督はそう信じていたようだ。

実際そうだったのだろう。
だから平沢は獄中死した。
死刑になることはなかった。

一方異常な速さで死刑を執行された人がいる。
それが飯塚事件。
その飯塚事件を追い続けたドキュメンタリーが上映されている。


2002年に発生した事件。
戦後まもなくではない。
今もこうした事件と判決は続いている。




画面を観ていて、
藤岡重慶、庄司永健、井上昭文の顔を観て、
「わ。西部警察だ!」とほくそ笑んでいた。
日活だもの。
そりゃそうだわw。


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「日本列島」 [Amazon Prime Video]


日本列島

日本列島

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2022/01/06
  • メディア: Prime Video


昭和三十四年。日本基地のCID(犯罪調査課)のポラック中尉は、一年前のリミット曹長水死事件の謎を追えという特殊命令を下した。日本の警察は殺人事件として捜査を開始したが、米軍が強引に死体を本国に送還し、事故死として処理してしまっていた...。

「沖縄だって日本列島の一部だよ」
クライマックスでの二谷英明の言葉、
これが重くのしかかる。
今もって沖縄は一部ではあるが、
本当に日本の一部なのかわからない。
それどころか、
日本列島の一部には米軍基地と、
米軍の飛行ルートという眼に見えない国境がある。
それは厳然たる事実だ。
日本列島内が一つの国だなんて、
おめでたいことを思っている人は、
本当に知らないか、
知っていても認めたくないだけだ。

名前は変えているが、
下山事件も松川事件も三鷹事件も、
国鉄の組合のアカ化に対する、
キャノン機関の仕業だというのは巷間言われている、
当然この時代になっても、
そういう影響はあるに決まっている。
そしてこの当時だからこそ、
日本のあちらこちらに国境はあった。
そして治外法権も。
それは今の沖縄もまた同じ。
そこには日本の自治権はない場所が点在する。

きっとあの新聞記者も、
沖縄に住めばわかるのだろう。
当時はアメリカ占領下であり、
今よりも更に日本としての権利も場所も、
余りにも希薄だったに違いないから。

占領はまだ終わっていない。
日本は独立国家などではない。
そんな国家の人間が「愛国者」などとほざく。
わかってねーなと思う。

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「ウィッシュ」 [Disney+]




ウィッシュ MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

ウィッシュ MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2024/04/24
  • メディア: Blu-ray


<ストーリー>
願いが叶う魔法の王国ロサスに暮らす少女アーシャの願いは、100才になる祖父の願いが叶うこと。だが、すべての“願い”は魔法を操るマグニフィコ王に支配されているという衝撃の真実を彼女は知ってしまう…。みんなの願いを取り戻したいという彼女のひたむきな思いに応え、夜空から舞い降りてきたのは“願い星”のスター。スターに導かれ、相棒である子ヤギのバレンティノら仲間と共に、アーシャは立ち上がる。
「願いが、私を強くする」──アーシャとスターの運命の出会いが、王国に巻き起こす奇跡とは…?

大体が割合すぐにDisney+で観られるので、
それを待つのが普通。
多分DisneyPIXARのアニメを劇場で観たことはない。
なので今回もその流れ。

100周年の作品がこれか。

それが正直な感想かな。
いろんなキャラクターと絡めるのは良いけれど、
それが効果的とも言いにくいし、
そもそもストーリーが陳腐。
ステキな王様が実は独裁者の魔法使い、
民の願いを聞くと称してはその夢を閉じ込めて、
民の夢も希望も閉じ込めている。
その設定がもうなんか受け入れがたい。
で、アーシャは特別な力があるわけでもない少女で、
その願いの導きでスターと出会う。

キャラクターの強さもないし、
意外性も全くないし、
まぁ惹きつけられるとしたら、
今までとはちょっと違う作画の感じ。
だけど音楽もインパクトに欠ける。
1時間半盛り上がる気持ちになれないってのはどうも。

Disney+に入っていれば、
いつでも無料で観られると言うだけで、
まぁそれだけのことで観るのは良いけど、
お金を払う価値はないかなぁ。
一応新作は全部Disney+で観ているけど、
ここしばらくの中で最悪。
好みの問題はあるだろうけど。


子どもの目にはどう映るんだろう。 

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