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「殺人の追憶」 [ストリーミング]


殺人の追憶 [Blu-ray]

殺人の追憶 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2014/06/27
  • メディア: Blu-ray


内容(「キネマ旬報社」データベースより)
ポン・ジュノ監督による本格サスペンス。ソウル近郊の農村で若い女性の死体が発見される。その後も同じ手口の事件が起こり、地元の刑事とソウル市警から派遣されたエリート刑事が捜査に当たるが…。ソン・ガンホ主演。

何度でも観たくなる不思議な映画。
連続殺人事件と犯人を追う刑事たち。
事件はけっきょく解決しないし、
スッキリ終わるわけではないのだが、
最後のソン・ガンホの表情を見たさに、
少女の言葉を聴きたくて、
迷走する刑事たちを何度でも観てしまう。

韓国が民主化する前の話であり、
その様子がデモによる機動隊の対応や、
非人道的な取り調べにも表現されている。
それはマスコミと警察の関係や、
市井の人々との関係にも表現されており、
独特の雰囲気が今の時代の韓国とは違う。

そういうディティールを細かく観ていくと、
この映画は更に味わい深いものになるのだろう。
ポン・ジュノ監督ももちろんそんなことは承知の上、
或いは韓国では民主化以前と以降ではまるでちがう、
経済界も大きく変わっている、
時代の変遷を織り込みながら事件からの時間の流れを描く。

この作品の趣深さはそうしたところにあるのだろう。
今は刑事を辞めてセールスマンをしている主人公が、
たまたま通りかかって懐かしさから立ち寄った村で、
一気に時代を引き戻されて、
一瞬にして刑事の顔を取り戻す。

「パラサイト」がアカデミー賞を受賞したことから、
近々WOWOWでポン・ジュノ特集をすると思っていたが、
なかなかやってくれないので、
諦めてメディアを買おうかと思っている。
ポン・ジュノ監督独特のユーモアと、
陰惨な場面における緊張感のバランス。
パク・チャヌクのような重さとはまた違う世界。
韓国映画は当分やめられない。

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「ボーン・レガシー」 [ストリーミング]


ボーン・レガシー [Blu-ray]

ボーン・レガシー [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
  • 発売日: 2013/09/04
  • メディア: Blu-ray


内容(「Oricon」データベースより)
これがもう一つの〈ボーン〉シリーズ!CIAが極秘裏に行っていた新たな〈アウトカム計画〉を基軸にこれまで明かされていなかった過去3部作の謎が明らかにされていく!ジェレミー・レナー、レイチェル・ワイズ、エドワード・ノートンほか出演。

前知識なしに観ると、
好きな役者が登場してきて「ラッキー♪」という気持ちになれるw。
主役はジェレミー・レナーなのは承知で好きだけど、
エドワード・ノートン、レイチェル・ワイズと、
更に好きな役者が揃っていて最高。
このシリーズ、良い役者を揃えているよね。

で、ストーリーはと言えば、
要するにジェイソン・ボーンのとばっちりでえらいこっちゃになる話。
スピンオフとしてはがんばっている方かと。
多少破綻した部分もあるけれど、
そもそもこのシリーズ自体が、
スピーディーな展開と派手なカーアクションで、
案外勢いで持っていくシリーズだから、
スピンオフもこの程度で良いんじゃないかな。
いくら命を助けられて死にたくないからって、
生粋の暗殺者と一緒に逃げるのもご都合主義だしね。

とにかく頭を空っぽにして楽しむ。

それがこのシリーズの肝だと思う。
けっこういい加減なところもあるので、
生身のアクションとカーチェイス、
この二つがバンバン出てくる面白さ、
それを堪能しましょう。

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