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「復讐者に憐れみを」 [DVD&Blu-ray]


復讐者に憐れみを デラックス版 [DVD]

復讐者に憐れみを デラックス版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2005/07/22
  • メディア: DVD


内容紹介
「オールドボーイ」の原点はここにある。
「オールド・ボーイ」(カンヌ映画祭グランプリ)のパク・チャヌク監督が放つ“復讐三部作”の記念すべき第一弾!
リュの唯一の肉親である姉は、重い腎臓病にかかり移植をしなければ助からない。追い詰められたリュは、臓器密売組織を訪れるが、必死で集めた全財産を巻き上げられ、その上自らの腎臓まで盗られてしまう。絶望したリュに、恋人で“革命的無政府主義者同盟”のヨンミは、「正しい理由のための誘拐なら犯罪ではない」と、身代金目的の誘拐を提案する。それが、終わりのない復讐と悲劇の始まりだった…。

復讐三部作の一作目のこの作品だけ、
WOWOWでも放送されないしストリーミングでも配信されない。
仕方がないので宅配レンタルで借りた。

「革命的無政府主義者同盟」がまさかこんな風に生きてくるとは。
血縁者の復讐にも勝る思想と主義。
本当にビックリした。
それぞれの復讐に関しては、
パク・チャヌク独特の「痛み」はあるものの、
比較的他の二作品と比較したら想像の域だった。
ところがラストがすごかった。
想像の遙か上を行く、
韓国ならではの設定の活かし方。
これがここで生きてくるなんて、
観ている間は微塵も想像しなかった。

古い作品なので、
もはや借りてまで観ようという人も少ないだろうが、
それでもさすがにパク・チャヌク、
それぞれの抱える事情と復讐に走る関係の連鎖が、
余りにも心を深く抉る。
やはり韓国映画を語るには、
魂のようなものを知るには、
パク・チャヌクの作品は欠かせないと感じた。

それにしても、
やはり「痛い」シーンはあったw。

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「地球防衛未亡人」 [ストリーミング]


地球防衛未亡人 [DVD]

地球防衛未亡人 [DVD]

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: DVD


内容(「Oricon」データベースより) 突如、三角諸島に飛来した謎の隕石から宇宙怪獣ベムラスが出現!場所が場所だけに日本政府も中国政府も手を出せないでいるなか、ベムラスは日本本土に上陸して某発電所に居座り、使用済み核燃料を食べ始めた。地球防衛軍JAPのダン隊員(壇蜜)はベムラスへの攻撃命令が下りないことに地団駄を踏んでいた。3年前、彼女は愛する婚約者をベムラスに殺されており、それ以来彼女はJAPに入って、エース・パイロットとして…。

ちょっとした気分転換に。
安定のバカ映画の河崎監督w。

それにしても、
壇さん演技がまだまだヘタだw。

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「嘆きのピエタ」 [ストリーミング]


嘆きのピエタ [Blu-ray]

嘆きのピエタ [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2018/08/08
  • メディア: Blu-ray


内容紹介
2012年ヴェネチア国際映画祭 金獅子賞 受賞!
前代未聞の"愛"の結末に世界が言葉を失った、激しく胸を揺さぶられる衝撃のラスト。
キム・ギドクが描く魂のサスペンス・ドラマ。
愛と言う名の魔物。
天涯孤独に生きてきた借金取りの男。男の母親だと名乗る女。
始めて母の愛を知った男を待つ、衝撃の真実・・・
そして世界が言葉を失った、ある愛のカタチ。
この愛は本物か、偽物か―。

愛があるから人は強くなれる。
愛があるから人は弱みを抱える。
愛がなければ人は情けを失う。
愛がなければ人はどこまでも残酷になれる。
愛を失った女と、
愛を知らない男が、
親子というかたちで出会い、
時間を過ごすうちに愛を覚えたら、
人はどんな風に変わるのか。
金が人を変えるのか、
愛は人を変えるのか、
何が真実で何が嘘なのか。

キム・ギドクらしい作品だった。
以前からずっと観ようと思いつつも、
余りにも重そうで敬遠していた。
この自粛生活のさなか、
気持ちが落ちるようなものも避けたかった。
しかしこれだけは観ておきたいと、
思い切った結果・・・。

思った以上に感傷的で、
思った以上に愛情が前面に出た作品だった。

いずれにしても好き嫌いは激しそうで、
日本人が描くよりも、
ある部分はドライである部分はウェット。
好きか嫌いかで言えば好きだが、
何度も繰り返し観られるかと言えば、
かなり精神状態に左右されるかもしれない。

いろいろな方向の愛情がそこかしこで交錯して、
余りにも深い水底のようなよどみを感じた。

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