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第10回東京03単独公演「自分、自分、自分。」 [DVD&Blu-ray]


第10回東京03単独公演「自分、自分、自分。」

第10回東京03単独公演「自分、自分、自分。」

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2013/05/15
  • メディア: Prime Video




第10回東京03単独ライブ「自分、自分、自分。」 [DVD]

第10回東京03単独ライブ「自分、自分、自分。」 [DVD]

  • 出版社/メーカー: アニプレックス
  • 発売日: 2010/09/22
  • メディア: DVD


【収録内容】
…キャスト紹介「ピアノ曲 自分、自分、自分。」
「クレーム」
…主題歌:「見てたじゃん」
「落ち込む同僚」
…映像ネタ「落ち込んだフリ専門学校」
「自虐」
…映像ネタ「自虐VTR」
「遭難」
…曲:「THEギャクター01のテーマ」
「恩師」
…曲:「全く覚えてない高校校歌」
「誕生日」
…物販(THEギャクター01のグッズ宣伝のテーマ)
「カクピーの結婚」
…エンディング曲:「石のようには転がれない」

角ちゃんの自虐、
とにかく半端なく過激。
誰よりも褒めてもらいたいくせに、
いつも自虐で言わせちゃう。
なぜかそれが板についている。
この公演の角ちゃんの切れ方は抜群。
実はわかっている人はわかるだろうけど、
シャケシの声の調子が悪そう。
なので多分そのカバーで角ちゃんが頑張っている。
another.verでもまたこれがすごい。
どっちも絶好調だと相乗効果がすごい。

この辺りが一番脂がのってきたところ。
三人の役割と特徴がハッキリしてきて、
ここからがターボがかかるというか、
一気に円熟の粋に入っていく。

この公演の内容、ネタ、
かなり上位の好きに入る。

腹痛いもんw。 



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「哀れなるものたち」 [映画]



風変わりな天才外科医ゴドウィン・バクスター(ウィレム・デフォー)の手によって死から蘇った若き女性ベラ(エマ・ストーン)が、世界を知るために大陸横断の冒険の旅へ出る。時代の偏見から解き放たれたベラは、平等と解放を知り、驚くべき成長を遂げていく―。

いつもいつも不穏な空気で、
なんとなくいや~な感じが残るヨルゴス・ランティモス監督。 
今回はいかがなるものか、
予告から「これはフランケンシュタインの物語」と思ったから、
興味津々で封切りを待って一番に乗り込んだ。

予想通りというか、
想像以上に面白くて素晴らしい映画だった。
身重で身投げを図った女性の脳に、
胎児の脳を移植して生まれたベラ。
身体は成熟した女性、
知性はまだまだ赤ん坊の彼女、
ぎこちない動きと子どもの好奇心をむき出し、
父の実験台になりながら育った医師ゴッドの予想を超えて、
急速に成長していくベラに、
周りの男たちは翻弄されていく。
子どもの心のまま純粋に快楽を幸せと感じ、
幸せを求めていくベラ。
娼婦として数多くの男と交渉を持ち、
少しずつ人間としての幸せをわかってくるベラ。
その彼女が最後につかみ取る幸せとは?

エマ・ストーン体当たりの熱演。
赤ちゃんってああいう目つきや行動をとる! 
でかい身体でそれをやるから、
コミカルなだけじゃなくて、
それがなんとなく怖くもある。
事情を知るものには至極当然のそれも、
スケベオヤジからは誘惑に見える。
彼女は美しく純粋で欲望に正直。
フランケンシュタインの怪物同様、
読書好きだし好奇心旺盛。
そして聡明。
「フランケンシュタイン」でロバート・デ・ニーロが演じた怪物と反対に、
自ら幸せを求めて放浪を続けて、
その魅力で多くの人を虜にして、
羽ばたいていく様がとても象徴的。
やり過ぎじゃねーの?って言うくらいに、
ウィレム・デフォーもエマ・ストーンもマーク・ラファロも熱演。

この奇抜で美しい物語を彩る、
セットや衣装がまた飛び抜けて素晴らしい。
アカデミー書には11部門でノミネートされているが、
衣装と美術と監督賞はこの映画がふさわしいのではないか。
とにかく「女王陛下のお気に入り」同様、
とんでもない世界ととんでもない美しいものと、
とんでもない因業な人間の性を見せられる。
その意味では究極の映像作品だ。

でも私は好き。
こんなにも純粋な女性を素直に演じられて、
素直に女性として目覚めていくのを表現するのは、
見ていて気持ち良いし途轍もない驚き。
「バービー」が目覚めることで、
真実の女性になる様に、
ベラもまた生まれ変わって真実の女性になる。
真実の愛もまた得るためには、
女性が自ら探検に行く。

世界は本当に変わった。
変わらないのは日本だけだ。



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第24回東京03単独公演「ヤな覚悟」 [DVD&Blu-ray]


第23回東京03単独公演「ヤな因果」

第23回東京03単独公演「ヤな因果」

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2022/05/18
  • メディア: Prime Video




第23回東京03単独公演「ヤな因果」 (DVD)

第23回東京03単独公演「ヤな因果」 (DVD)

  • 出版社/メーカー: SMM itaku(DVD)(SNDDP)
  • 発売日: 2022/05/18
  • メディア: DVD


2021年5月~8月に開催された「ヤな因果」公演から、恵比寿 ザ・ガーデンホールでの追加公演を映像化! 新プロジェクトの「決起会」。リーダー豊本は満足そうに会を締めようとする。「アイデアマン」として会社で評価が高い角田に、なぞなぞを出してみると… 結婚25年目の「セカンドプロポーズ」を受けたトヨミ。 中華料理の「店頭販売」から隠れようとする角田。 テンション高く、明るく振る舞うため角田は「スイッチ」を入れる。 お金に困った豊本は様々な「心理テクニック」を習う。 キャンプ場で、角田は友人の飯塚に部下のことを相談する…「因をさがして」

この公演、
豊本っちゃんの不気味さが秀逸。
普段から何を考えているかわからないキャラ、
それが持ち味の豊本っちゃんの面白さが炸裂。
角ちゃんの小心ながらシュールなキャラとは違う、
不気味さと得体の知れなさ。
副音声を聴くと、
角ちゃんを引き立てる芝居が多いのだけど、
その一方で豊本っちゃんの芝居、
これがちょっと恐怖になる面白さになってきた。
それに伴ってシャケシの突っ込みも、
これまた強烈で今までのハードルを軽々と超えて、
マジで笑いながらマジで突っ込むw。

年々進化しているのがわかる。
これがマジですごい。
もうずっと完成形を見せられながら、
毎年それを超えてくる。
それぞれのキャラがどんどん冴えてくるし、
それに伴って脚本も冴えてくる。

いや、マジ、本当にこのトリオ怖い。
どこまで進化するのかコワイ。

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