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第16回東京03単独公演「あるがままの君でいないで」 [DVD&Blu-ray]


第16回東京03単独公演「あるがままの君でいないで」 [DVD]

第16回東京03単独公演「あるがままの君でいないで」 [DVD]

  • 出版社/メーカー: アニプレックス
  • 発売日: 2014/12/24
  • メディア: DVD


2014年5月~9月に行われた東京03の全国ツアー(全15ヶ所、36公演、約15,000人動員)追加東京公演の模様をDVD化。

このDVDの白眉は、
特別出演の片桐仁と佐藤隆太。

特にすごいのが片桐仁。
この人は演技も巧いけど、
それ以上にコントセンスがあるから、
3人と絡んでも、
ちゃんと期待以上の笑いをとっていく。
それが置きに行くのではなく、
あくまでも流れを乱さず、
しっかり狂気も交えて笑わせる。
久しぶりに観たけれど、
つくづく芸達者な人だなぁと思わされた。
逆に言えば、
3人もまたわかっていて、
胸を借りるというか、
全部預けて安心状態で演じている。
比して佐藤隆太はやっぱり若さもあるし、
経験上そこまで期待してはいけない。
3人とも気を遣ってはいるのだけれど。

いやぁなんにしても楽しい。

ちょっとこれは落ちたけど。

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第21回東京03単独公演「人間味風」 [映画]


第21回東京03単独公演「人間味風」(DVD)(特典なし)

第21回東京03単独公演「人間味風」(DVD)(特典なし)

  • 出版社/メーカー: SMM itaku(DVD)(SNDDP)
  • 発売日: 2020/06/10
  • メディア: DVD



●2019年8月〜12月に開催された「人間味風」全国ツアー(全国15ヶ所、全43公演、約3万人動員)の最終東京追加公演を映像化!!●特典映像は、東京追加公演で披露された、お笑い第7世代を代表するコント師3組をゲストに招いた合同コントを収録。「東京03 x ハナコの私コント」、「東京03 x かが屋の私コント」、「東京03 x 空気階段の私コント」の全3公演を収録! ●オール新作コント、映像ネタ、音楽が一体となった、東京03ならではの完成度の高い作品。

なんかもうこの頃には熟練の域。
いろんな間とか、
独特の詰め方とか、
そういうものがこの3人だからできる名人芸クラス。
角ちゃんの無理やり天丼キレ芸も、
わかっちゃいるけどやめられないとまらない、
わかっちゃいるけど笑っちゃうし、
他の二人も笑っちゃう。

つくづくこの3人ならではのコント、
バランスってすごいなぁ。

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「ロスト・キング 500年越しの運命」 [映画]



【STORY】
フィリッパ・ラングレーは職場で上司に理不尽な評価を受けるも、別居中の夫からは⽣活費の為に仕事を続けるよう促され、苦悩の⽇々を過ごしていた。ある⽇、息⼦の付き添いでシェイクスピアの「リチャード三世」を観劇したことで、彼⼥の⼈⽣は⼀変。
悪名⾼き王・リチャード三世も⾃分と同じように不当な扱いを受けてきたのではないかと疑問を抱いたフィリッパは、彼の真の姿を探し求め、歴史研究に没頭していく――。

9月に公開されたときに観たかったけれど、
いつものように予定が詰まっていて、
オミットしたらシネコヤで新年早々。
いそいそと行って参りました。

サリー・ホーキンスという女優、
「シェイプ・オブ・ウォーター」の時から気になって、
か弱く見えるんだけど芯は強くて、
「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」でも、
子供たちの夢を壊さない母親を好演。
今回も持病に苦しまされながらも、
シングルマザーとして子育てに仕事に奮闘。
彼女の状況をわかっていて、
別れた夫は協力的で友好的にやっている。
でも仕事では評価を得られず、
疲れていた彼女は子どもと一緒に観た演劇、
「リチャード3世」からリチャード3世の後世の評価に疑問を持つ。

フィリッパはリチャード3世の不遇な評価に自分を重ねる。
それが故にリチャード3世の幻影が見えるし、
彼と会話もしてしまう。
映画ならありだけど現実なら危ない人。
でもそれをサリー・ホーキンスが演じると可愛い。
そうなってもしょうがないし、
一生懸命な気持ちが思いきり伝わる。
最初は彼女が考えていることに対して、
まともに取り合わなかった元夫でも、
その熱意と勉強の積み重ねの心を動かされる。
そして非現実的、実現不可能と思われた、
リチャード3世の遺体を埋めたと思われる場所の掘り返しも、
様々な思惑と偶然と熱意にほだされた人たちのおかげで、
現実のものとなるのが理解できてしまうくらいチャーミング。

これが実話なのだから英国の歴史の奥深さ、
いろいろな罪を感じるのと同時に、
あの土地だから成立する映画だなーと思ってしまった。
そしてだからこそできる映画的な表現が、
それこそ楽しくて夢がある。
リチャード3世の遺骨が掘り出されて、
その葬儀をする風景を見ながら、
「あれ?これ最近何処かで見たわ」と思ったら、
エリザベス女王の葬儀の風景だった。
風景も歴史も含めて、
負の歴史も含めて、
私はやっぱり英国が好きなんだなぁと、
今回この作品で再度実感。

そんな意味も含めて、
新春一本目として最高の映画だった。
フィリッパがちゃんと評価されるのも、
気持ちが良くてとても良かった。

人生はどんな偶然があるかわからないし、
どんなことから転がり出すかわからない。
ちなみに元夫の車が206なのも好印象。

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