SSブログ

「ONCE ダブリンの街角で」 [Amazon Prime Video]



あらすじ:ONCE、たった一度の出会い。ある日、ある時、ダブリンの街角で・・・。男(グレン)と女(マルケタ)は、恋か友情か、心の通じる相手を見つけた。男は穴の空いたギターを抱え、街角に立つバスカー(ストリート・ミュージシャン)。女は楽器店でピアノを弾くのを楽しみにするチェコからの移民。そんな一見、なんの接点もない二人を、音楽が結びつける。一緒に演奏する喜びを見つけた二人のメロディは重なり、心地よいハーモニーを奏でる。そんなどこの街角でも起こりえる出会いが、静かに動き始める・・・。

最初にこの映画の題名を聴いたのは、
宮藤さんと伊勢志摩さんの「大渋滞」だったかな。
イギリス映画祭のときだったような気がする。
そもそも「ダブリン」って言った時点でアイルランドなんだけど。

期待していたのとちょっと違ったなぁ。
ホントあまーいラブストーリーなんだもの。
最後は・・・なんだけど。

歌はとても良いし、
息子のやりたいことも才能も認めて、
送り出す親父が格好いいし、
夢に向かって出発するのも良いけど、
まぁ手垢のついた話だからなぁ。

こう言う微妙な感情の物語、
これを理解できないうちは、
私はまだまだ人間としてダメなんだろうな。

コメント(0) 

「レザボア・ドッグス」デジタルリマスター版 [映画]



宝石強盗のために集められた、互いの素性を知らずコードネームで呼び合う6人の犯罪プロフェッショナル。完璧な計画のはずだったが、大勢の警官が待ち伏せていた。仲間の中に裏切り者がいるのか?それは誰だ?生き残った者たちは疑心暗鬼に駆られ、やがて血で血を洗う惨劇へと突き進んでいく。
 時間軸を超えた展開、ストーリーとは関係のない長回しの会話など、タランティーノ映画と謳われる唯一無二のオリジナリティはこの時すでに完成されていたといっても過言ではない。 
 
この予告、
ジョージ・ベイカーの「リトル・グリーン・バッグ」じゃないんだよね。
だからものすごくいや。 
だけど映像は最高だから音を消して観てくださいw。 
 
デジタルリマスター版が劇場公開されると知ってから、
とにかくものすごく楽しみにしていた。
1992年当時はなかなか劇場に行かれなかったし、
映画は好きでも今ほど熱を入れていなかったので、
「あとでレンタルビデオで観れば良いや」ってなもんで。
だからあとあとタランティーノをリアルタイムで、
スクリーンで観ていなかったことは大変な後悔。
だからこそ観たい、絶対に逃したくない。

いやぁ、何十回観ても最高。
とにかくハーヴェイ・カイテルが渋くて格好いいし、
マイケル・マドセンの狂気が炸裂するし、
見た目はあんなだけど意外とまともなスティーヴ・ブシェミとか、
何より若いティム・ロスがお肌ツルツルで美しい。
そして去年タランティーノのドキュメンタリーを見てからは、
なお一層いろいろ興味が湧いてきて。
衣装は自前、 
黒のスーツに見えるけれど、
スラックスがなくてジーンズの人もいる。
最低限の出演者と最低限のスタッフ。
でも脚本と監督と役者が揃ったら、
そのグルーブは止められない。

今回はみなとみらいの行きつけ、
kino cinemaではなくてあつぎのえいがかんkikiへ。
この二つは同じようにミニシアターだけど、
みなとみらいは上映中に人が出入りすると外の明かりが見える。
それがイヤなのと、
交通費がバカみたいにかかるのがイヤで、
今回同時に上映されるし時間もバッチリだったので、
本厚木に行ってきた。
だって今回のこの上映って、
ロードショー扱いなんだから。
いいですよ、ここも雰囲気。

面白い客層でした。
40代後半から60~70代の男性が殆ど。
若い女の子が3人。
自分と同じくらいの年齢の女性が5人くらい。
それぞれのストーリーがあるんだろうなぁと想像して、
ちょっと面白いなぁと思っていた。

懐かしい映画の再上映というのは面白い。
最近は4Kレストアとデジタルリマスター版での上映が増えて、
たまに観に行くのだが、
その客層の幅広さがその作品の人気を語る。




けっきょくタランティーノは、
この処女作で最高傑作を撮っていたと思う。
個人的には「レザボア・ドッグス」と「ヘイトフル・エイト」。
悪い奴らが一杯なのが最高なのだ。

コメント(0)