SSブログ

「ソフト/クワイエット」 [WOWOW]



とある郊外の閑静な町。幼稚園に勤めるエミリーは、「アーリア人団結をめざす娘たち」という白人至上主義のグループを結成する。教会での会合に集まったのは、主催者のエミリーを含む6人の女性。多文化主義や多様性が重んじられる現代の風潮に反感を抱き、有色人種や移民を毛嫌いする6人は、日頃の不満や過激な思想を共有して大いに盛り上がる。やがてエミリーの自宅で二次会を行うことにするが、途中立ち寄った食料品店でアジア系の姉妹との激しい口論が勃発。それは取り返しのつかない残虐でおぞましい犯罪の始まりだった。


ソフト/クワイエット

ソフト/クワイエット

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2023/09/01
  • メディア: Prime Video



本家「大渋滞」で宮藤さんが見て、
とんでもない映画だと言うことを仰っていて、
即刻探したらWOWOWオンデマンドで観られたので観たけど、
今までの映画史上最低で最悪でもっとも胸くそ悪い映画。
始まりの集会からしてもう最悪なのに、
そのレイシズムがちょっとした悪戯心から、
とんでもない事態になっていく。

やっぱり子どもという守るものがある人、
つまり母親は割合現実に立ち返るのも早いし、
比較的まともなんだけど、
現場の雰囲気とその他のろくでなしに引きずられる。
誰か一人が口火を切ったレイシズムは、
それぞれが普段不満に思っていることに着火して、
もうどうやっても止められない炎となり、
やがてそれは不法な放火になり、
挙げ句の果てにやっていることは、
そこら辺の飲食店でガキがやっている、
バカッターな行動と何も変わらず、
誰も望まない酷いことになる。

でもこいつら反省しないよね。
レイシズム、差別、虐待が悪いなんて絶対に思わない。
「あいつらがこの国にやってきた。 
 あいつらがあたしらの職場を奪った.
 あいつらがあたしたちが快適に暮らす権利を奪っている。」
いや、こんなの今の日本人だって同じだよ。
ヘイトで外国人を罵る言葉は民族を攻撃しているし、
ナチスだってイスラエルだって、
「民族浄化」をしようとしている。

そのきっかけはこんな些細なことなんだな。

そう思ったことが一番怖かった。

コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。