SSブログ

「レディ・バード」 [WOWOW]


レディ・バード [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

レディ・バード [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • 発売日: 2019/07/03
  • メディア: Blu-ray


【ストーリー】
2002年、カリフォルニア州サクラメント。
閉塞感溢れる片田舎のカトリック系高校から、大都会ニューヨークへの大学進学を夢見るクリスティン。
自称“レディ・バード"。
高校生活最後の1年、友達や彼氏や家族について、そして自分の将来について、
悩める17歳の少女の揺れ動く心情を瑞々しくユーモアたっぷりに描いていく。

以前から興味はあったし、
録画もしてあったのだけれど、
ついつい後回しにしていた映画。
「ストーリー・オブ・マイライフ 私の若草物語」を観て、
「あ、そうだ」と思い出した。

主演のシアーシャ・ローナンは確実な演技力と表現力で、
自立したい女子高生をみずみずしく演じる。
ストーリーそのものは目新しくないけれど、
目の付け所が現代的であり、
かつ非常に女性的なところは監督の力によるところだろう。
おそらくは男性には理解されにくい。
なぜこの歳の女の子がこんなにも不安定で、
自立を巡って母親と対立しなければならないのか、
或いは女同士であるが故に対立するのか、
その感覚がわからないような気がする。
全体のテイストが何ともいえないセンスにあふれていて、
ちょっとしたひと言が鍵になって関係性が変わったり、
違う一歩に変わっていく。

これは「ブルックリン」も観ないとだめだなぁ。
なんかこの監督と主演のはまりそう。
今更だけどw。

コメント(0) 

「デッドフォール」 [映画]


デッドフォール [Blu-ray]

デッドフォール [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2010/04/21
  • メディア: Blu-ray


内容紹介
S.スタローン & K.ラッセルが魅せる男同士の絆!
陰謀を打ち破く刑事アクションが炸裂!!
シカゴ市警の敏腕刑事ニコ・トスカニーニ。
麻薬取引の現場に張り込んだ彼は、壮絶な銃撃戦の末、全員を逮捕する。
が、何者かの圧力により犯人たちはすぐに釈放され、ニコは捜査から外されてしまう。
納得できない彼は独自に捜査を始め、元CIA特殊工作員の能力と合気道の技を駆使し、法を逃れた悪を追いつめていく。
セガールの衝撃的な映画デビュー作として知られる本作品は、ニコの妻役でシャロン・ストーンも出演している。

この当時は若気の至りで、
スライに何の魅力も感じなくて、
今になってスライの才能に気付いて、
たまに放送される懐かし映画を楽しんだりして。

この話は「タンゴ&キャッシュ」として記憶していて、
「あ、これがそうか」って思い当たる。
いずれにしてもスタローン全盛期、
カート・ラッセルがまた威勢良くて格好いい。
良くも悪くも80年代全開のノリノリ展開。
でもこれが当時は面白かった。
今観ても充分面白いんだけど。

クライマックスのシーンで、
「ひどい運転だ、誰にならった?」
「スティービー・ワンダー!」
そういうジョークシーンがある。
スティービー・ワンダーを知らない人はいないだろうし、
笑えるシーンではあるが、
今の時代には「差別的」と言われかねない。
ちょっとそんなことを考えて、
時代がいろいろとセンシティブに変わっていることを考える。

だからと言っちゃなんだが、
この当時のセンスで映画作りはできなくなっている。
性別、人種、年齢、ジェンダー、総てにおいて、
センシティブになりすぎて制約が大きい。
80年代の映画を観るとふとそのことを考える。

窮屈な時代になった思うのか、
ボーダーレスでダイバーシティな時代になったと思うのか、
何とも判断が難しいと感じる作品でもあった。


コメント(0)