「ホテル・ニューハンプシャー」 [ストリーミング]
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
さまざまな困難を乗り越えていく一家の姿を描いたジョン・アーヴィングの傑作を映画化。念願のホテル経営を始めたベリー一家だったが、子供の強姦や妻の死など次々と災難が起こり…。
「いつか観よう」と思っていて、
忘れ去っていた作品。
ジョン・アービングの作品はいつもユーモラスで、
様々に起こる災難を苦笑しながらやり過ごせる、
そんな逞しい人たちを描いていて大好き。
この映画でも風変わりだけど、
それぞれにいろいろな災禍に遭いながらも、
逞しく自分のやり方と生き方で乗り越えていく、
そんな家族がとても微笑ましくて素敵。
エミール・クリストリッツァ監督にも通じる精神性が、
深刻にならずに真摯に物事と対峙する生き方を感じさせる。
「ガープの世界」も好きだけど、
「ホテル・ニューハンプシャー」も好き。
それぞれに問題を抱えながらも、
絶対に負けない屈しない強さとしなやかさ、
人から見れば不幸かも知れないけれど、
本人には幸福だったりする。
それにしてもジョディ・フォスター、
これが本格的復帰作とは信じられない、
とんでもない演技力と存在感。
このあとの地味でヒットしなかったけれど、
私は個人的に大好きな「君がいた夏」と合わせて、
この時期の彼女は若くて美しくて溌剌としていてい最高。
古い映画を観るのは良いけど、
中古でしか手に入らないメディアが欲しくなるのが悩ましいw。
2020-05-31 16:37
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