「洗骨」 [映画]
内容紹介
最愛の人を失くすのは誰しも悲しい。
だが数年後、その人にもう一度会える神秘的な風習、“洗骨”。
死者の骨を洗い、祖先から受け継がれた命の繋がりを感じる。
ユーモアと感動で世界各国で絶賛を浴びた珠玉のヒューマンドラマ。
1年2ヶ月ぶり。
映画館で観て何ともいえない気持ちになり、
とても心地良く帰途についた作品。
映画の感想はその時に充分に書いたので、
検索してもらえば読めるので、
読みたい人だけ呼んでくれればいい。
私が再びこの作品を記事にするのは、
「お笑いが吉本のバックを利用して、
片手間に作った映画でしょ?」と思っている人に、
「絶対に違う。」と言うことを伝えたいから。
監督が誰かを知らずに観ても、
充分にドラマが伝わる作品であり、
親子、夫婦、兄弟の愛情が掘り下げられて、
見事に昇華する作品だから。
割合地味に公開されて終わってしまったから。
と言うことで、
Amazon Prime Videoでも観られるし、
美しい風景と島のノンビリとした暮らしを楽しみだけでも、
充分に心が安らいで癒されるから、
こんな状況下で観て欲しい。
私はこの作品が大好き。
何度も何度も観たくなるほど大好きだから。
2020-04-19 16:29
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「七年の夜」 [映画]
内容紹介
チャン・ドンゴン 驚愕の新境地―
衝撃のベストセラーを完全映画化した、狂気と戦慄のサスペンス!
ラスト7分、究極の選択──!
★韓流トップスターのチャン・ドンゴンが凶暴な復讐鬼に豹変!
「SUITS/スーツ」で新規ファンを獲得&人気再燃中のスーパースター チャン・ドンゴンが、ダンディなイメージを完全封印し、額の生え際を剃り込んだ役作りで挑む新境地演技!
『7番房の奇跡』『王になった男』の名優リュ・スンリョン、「のだめカンタービレ ~ネイル カンタービレ」の注目俳優コ・ギョンピョ、『花、香る歌』の演技派ソン・セビョク、『ソウォン/願い』の子役少女イ・レが緊迫感を高める力演をみせる。
2018年11月に劇場公開されるや、チャン・ドンゴン ファンと鑑賞者の高評価によりロングランヒットを記録。原作者チョン・ユジョンの来日トークイベントも開催され大盛況。
★『グエムル-漢江の怪物-』の緊迫!『哭声/コクソン』の激昂!『悪女/AKUJO』の冷酷!
韓国映画界が誇る精鋭スタッフが集結!
『王になった男』で「大鐘賞映画祭 史上最多15部門受賞」を樹立したチュ・チャンミン監督が、韓国文学界注目の女流作家チョン・ユジョンのベストセラー小説を完全映画化!
『悪女/AKUJO』『哭声/コクソン』『チェイサー』『グエムル-漢江の怪物-』の世界観を作り上げたスタッフが集結した傑作ミステリー・サスペンス!
【ストーリー】
赴任先のダムへ車を走らせていた警備員ヒョンスは、濃霧のなかで少女をはねてしまう。動揺した彼は少女をダム湖に投げ入れ、ひき逃げを隠蔽。それ以来、罪の意識に苦しむ。資産家ヨンジェは、愛娘が無残な死を遂げたことに激高し、自らの手で犯人に復讐しようと動きだす。それは、ヒョンスが犯した大罪よりも残酷なリベンジだった──!!
レビューとか呼んでいて、
イヤーな予感はしていた。
案の定「イヤミス」以上のDVと復讐の連鎖。
韓国映画にありがちな、
不可解な愛情と暴力と復讐。
爽快感を求める向きには薦めない。
しかしまぁ、
あのチャン・ドンゴンがこんなになっちゃうなんて、
昔から良い男だけど凄味があって、
迫力が段違いな俳優だっただけに、
年齢と共にここまで凄味を増すとは。
痛いわー、この映画。
とにかく心も見た目も総てが痛い。
それぞれの罪がどうしようもなくて痛い。
愛情の深さと歪みが痛い。
みんな何処かでボタンの掛け違えをしていて痛い。
愛されたが故に生きるのが痛い。
その痛みが続く七年。
愛を欲する人間たちが、
その愛と憎しみで連鎖する余りなストーリー。
重苦しいけれど、
いかにも韓国らしい映画。
総ての人の愛の重さが、
最後に昇天していくような印象は、
おそらく他の国では作れない。
これもまた良い世界。
2020-04-19 13:58
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「ワールド・ウォーZ」 [DVD&Blu-ray]
ワールド・ウォーZ [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2019/03/22
- メディア: Blu-ray
【ストーリー】
その日、ジェリーと妻、2人の娘を載せた車は渋滞にはまっていた。
一向に動かない車列に、これがいつもの交通渋滞でないことに気付くが、次の瞬間、背後から猛スピードで暴走するトラックが迫ってくる。
必死で家族を守り、その場から逃げだしたジェリー。
全世界では爆発的に拡大する“謎のウイルス"によって感染者は増加し続け、大混乱に陥っていた。
元国連捜査官として世界各国を飛び回ったジェリーに事態を収束させるべく任務が下る。
怯える家族のそばにいたいという思いと、世界を救わなければならないという使命の狭間で、ジェリーは究極の選択を迫られる。
感染の速度は加速する一方で、人類に残された時間はわずかだった―。
劇場公開時に観て、
今までで一番気に入ったゾンビ映画に。
動きが速く今までのゾンビ映画とは違う、
そのスピード感と話の面白さに魅了される。
その後原作を読んで、
その面白さは映画異常であると。
で、以前中古で買っていたBlu-rayを、
COVID-19が蔓延するこの状況で、
是非とも観てみたいと思う。
このままCOVID-19の感染が進むと、
この世界は決して遠くない。
どうしたら自分達の身を守れるのか、
安全地帯はないのか、
どうすればウィルスを押さえ込めるのか。
この話は絵空事ではない。
相手はCOVID-19による新型肺炎。
ゾンビではないが、
COVID-19は再活性化するという情報もある。
ウィルスそのものがゾンビ。
考えれば考えるほど、
この状況とゾンビは無縁ではないと思える。
以前とは違う目線で、
興味深く観られた。
やはりこの映画は面白い。
2020-04-12 16:34
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「ジェノサイド・ホテル」 [映画]
【あらすじ】
2008年11月26日同時多発テロ勃発破壊と殺戮の記録
休暇でインド・ムンバイを訪れていたショーン。活気に溢れた人々や町並、極彩色のお祭り、その全てに彼は魅了されていた。
宿泊先は最高級のタージマハル・ホテル。そこには世界各国から集まった人種、職業も異なる人々が集い、野性味あふれるこの国の喧騒とはまた違った魅力に満ちていた。
しかしその夜、彼がこの国で感じた素晴らしい時間、それどころか彼の人生を丸ごとひっくり返すような事態が発生する。
聞こえてきたのは爆発音と銃声。突如ホテルに押し入ってきた武装集団が、宿泊客に向け無差別に攻撃を開始したのだ。
2008年11月26日、ムンバイ同時多発テロ事件、それは破壊と殺戮、第二の9.11とも言われた惨劇の幕開けだった。
「ホテル・ムンバイ」と同じ題材、
2008年の同時多発テロとホテルに残された客を扱った作品。
「ホテル・ムンバイ」はホテル従業員がいたが、
これはホテルの部屋に立てこもった客たちのストーリー。
それが故にホテルの地の利もわからず、
ただ立てこもり自力でどうにかするしかない。
いらだち、焦り、対立、共感、ユーモア、
様々な感情が入り乱れた挙げ句、
最後が余りに酷すぎる。
救いがないのはやるせない。
犯人たちにも思い入れを持てない。
本当に信仰に基づく無意味なテロリズムだ。
と言うことで星は挙げられませんね。
別にそういう採点はしていないけど。
これはあかんです。
映画としてのカタルシスがないので。
2020-04-12 14:15
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「ホテル・ムンバイ」 [ストリーミング]
ストーリー
インドの巨大都市ムンバイに、臨月の妻と幼い娘と暮らす青年アルジュン(デヴ・パテル)は、街の象徴でもある五つ星ホテルの従業員であることに誇りを感じていた。この日も、いつも通りのホテルの光景だったが、武装したテトリスト集団がホテルを占拠し、"楽園"は一瞬にして崩壊する。500人以上の宿泊客と従業員を、無慈悲な銃弾が襲う中、テロ殲滅部隊が到着するまでに数日かかるという絶望的な報せが届く。アルジュンら従業員は、「ここが私の家です」とホテルに残り、宿泊客を救う道を選ぶ。
一方赤ん坊を部屋に取り残されたアメリカ人建築家デヴィッド(アーミー・ハマー)は、ある命がけの決断をするのだが――。
劇場にかかったときから観たかったのだが、
生憎他の映画の優先度が勝り、
結果的に今となった。
「アトロク」のムービーウォッチマンで当たったので、
良い機会なので今観ておこうと。
基本的に実話に基づく大量殺戮テロの話で、
正直言って今のような状況で、
自分が真っ正面から見られるか疑問だった。
しかし良くできた脚本で、
加害者側の人間も描き、
テロリストとは言え家族もいる、
そして何よりも「首謀者」に雇われた信心深い人間であること、
ここをクローズアップしたのは大きい。
一方的に血も涙もない悪党とは思わない。
そして被害者は文字通り巻き込まれただけであり、
それぞれに立場があり、
守るものがあり、
生き残りたい人たちなのは当然として、
傲慢と思われた人間が意外と紳士だったり、
普通の人が自分の家族のために暴走したり、
それぞれの価値観と優先順位にしたがって動く、
その姿の生々しさはある意味エゴイスティック。
ホテル従業員は「Guest is God.」のポリシーの元、
客を守るために献身的に残り、
次々に犠牲となっていく。
思った以上に悲壮感がないのは、
それぞれの人間性が描かれつつも、
群像劇として割合ドライだと言うことなんだろう。
今思うことは、
「やはり劇場で観ておけば良かった」と言うこと。
好みは分かれるかも知れないが、
ヒューマニズムとテロリズムの狭間で、
案外自分が試される作品である。
2020-04-11 22:24
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「捜査官X」 [ストリーミング]
【ストーリー】
山奥ののどかな村で起こった強盗殺人事件。事件を担当するため村へ訪れた捜査官シュウは、死体を調べるうちに彼らが指名手配中の凶悪犯であることを知る。当時事件現場には、製紙工場に勤める職人リウが偶然居合わせており、リウの必死の応戦により2人は打ち所が悪く死亡したのだという。正当防衛の末に強盗犯を退治したリウは村の英雄となったが、シュウは入念な検死や現場検証を重ね、これが偶発的な正当防衛ではなく、リウが致命傷を意図的に狙ったのではないか、と推測する。常人離れした知識、直感、想像力を総動員させ難事件解明に挑むシュウは、やがてリウの隠された過去、そして村全体をも脅かす驚愕の真実へと辿りつく―。
金城武を目的に川崎まで観に行くも、
帰りにはすっかりドニー・イェンの虜になっていた作品。
やはりドニー・イェンの武侠映画は良い。
美しいし迫力が違う。
その上ドニー・イェンの演技力、
人の良い紙職人を演じているときと、
武侠の道を究めた男を演じているとき、
目の鋭さ、色、表情がまるで違う。
今観ても昨日観たかのように覚えているのは、
それだけこの映画の印象が強くて、
非常に面白かった証なのだろう。
プライムで観られるので、
未見の方にはオススメ。
こういう映画の良さは中国映画にしかないから。
2020-04-05 17:05
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「コンテイジョン」 [ストリーミング]
内容(「Oricon」データベースより)
謎のウイルス感染が発生し、驚異的なスピードで全世界へ広がっていった。米国疾病対策センターは危険を承知でドクターを感染地区へ送り込み、世界保健機関がウイルスの起源を突き止めようとする中、ある過激なジャーナリストの発言が人々の恐怖を煽り、社会は崩壊していく。はたして人々が選んだ決断とは?
ソダーバーグがこんな作品を撮っていたとは全然知らず、
今「COVID-19の出現を予想していたかのような映画」と評判で、
さて観てみようかと。
今感染爆発寸前か、
もしくは実はしているであろう状況で、
この映画を観て言えることはただ一つ。
半年くらいでは絶対に終わらないと言うこと。
万が一運良くワクチンが開発されて、
それが有効であったとしても、
世界的経済のダメージは半年程度では終わらない。
とにかくビックリするほどのオールスターキャスト。
発端となるグィネス・パルトローから、
マット・デイモン、ジュード・ロウ、ローレンス・フィッシュバーン、
ケイトウィンスレット、マリオン・コティヤール、
こんなに豪華な群像劇は久しぶりだ。
中でも目を惹いたのはドクター・チーバーをローレンス・フィッシュバーン。
危険な仕事と承知で部下を派遣するからこそ、
体調面からメンタル面まで気にかける。
ドクターだからではなく、
これこそが総てのビジネスに必要なことだと、
ウィルスの悲惨さよりも深く感じ入ってしまった。
決して出来は悪くない。
インパクトも大きい。
でも今目の前で起こっている事実より恐いかと言えば、
事実の方が余程恐い。
この映画は映画であるが故のご都合主義と、
楽観主義と希望的観測が強すぎる。
現実は計算できない。
理想通りには行かない。
その凄まじさは毎日の報道が証明している。
2020-04-05 13:22
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「ドゥームズデイ アンレイテッド・ヴァージョン」 [DVD&Blu-ray]
ドゥームズデイ アンレイテッド・ヴァージョン [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2009/12/23
- メディア: Blu-ray
【ストーリー】
2008年、人類を滅亡へと追いやる死のウイルスがスコットランドに蔓延。政府は巨大な壁をつくり、感染者たちを隔離した。そこは“ホットゾーン”と呼ばれ、以来外界から遮断され、見捨てられてしまうーー。2035年、今度は過密都市ロンドンに死のウイルスが猛威をふるい始めた。政府はホットゾーンに生存者がいることを突き止め、抗ウイルス剤があるに違いないと判断。そこで、凄腕の女戦士エデン・シンクレアを隊長にスペシャルチームが組まれ、選りすぐりの精鋭たちが封印された土地に送り込まれる。が、彼らを待ち受けていたのは、極度に凶暴化した生存者の軍団だった…!
此奴は拾いもの!
「アトロク」のパンデミック映画特集であがった、
「スコットランドを隔離したら生き残りがマッドマックスの世界」
その紹介でレンタル落ちを購入。
いやはや、
今現在の日本の状況を鑑みるに、
とても身につまされるものがあり、
スコットランドを閉鎖したものの、
イングランドも世界から見捨てられているのは、
とても近い未来の日本のようで胸に迫る。
その中で一人気を吐く主人公エデン。
「アンレイテッド」にふさわしく、
ものすごい血は飛ぶし、
死体はそこら中にゴロゴロしているし、
ゾンビかと思うほどわらわらと集団に襲ってくるし、
そこがもう最高に面白いw。
妙にウェットじゃないのも生々しくなくてよろしい。
どういう仕組みでこうなったのかも不明だけど、
まぁまぁこの手の映画の中では、
けっこう楽しめるし面白い。
最後に主人公が一泡吹かせた挙げ句、
自分の生きる世界を選ぶところが爽快。
これはなかなかに隠れた名作かと。
私のような趣味嗜好を持つ人間にはw。
2020-04-04 22:10
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「メカニック:ワールドミッション 」 [ストリーミング]
メカニック:ワールドミッション [WB COLLECTION][AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
- 発売日: 2018/01/17
- メディア: Blu-ray
商品の説明
アクション映画の傑作『メカニック』の続編、遂に始動!
舞台は世界、ミッションは3つ、依頼人が最大の敵――。
今やハリウッドを代表するアクションスターにのし上がったジェイソン・ステイサム。彼の出演作の中でも、必見の1本と絶賛される『メカニック』の続編が遂に完成!
殺し屋稼業から足を洗ったビショップ(ジェイソン・ステイサム)のもとに暗殺の依頼が入る。それは幼少期に暗殺者して一緒に育てられたクレインからだった。
彼は過去にビショップに見捨てられたことを恨んでいたため、一度は依頼を断るが、ジーナ(ジェシカ・アルバ)を人質にとられ、やむなく復帰する。
ターゲットは武器商人として世界を裏で操る3人の巨大フィクサー。やがてビショップは成功/失敗にかかわらず死が待つことを知る。
しかも、クレインはこの世でただ一人、ビショップの弱点を知る男だ。果たして、超難関のミッションの行方は?そして、クレインの真の目的とは――?
理屈抜き。
ジェイソン・ステイサムが好きなら必見。
強い、頭脳的、良い女には優しい、
とにかく最強の男。
そこにトミー・リー・ジョーンズまで絡んできて、
想像以上にワールドミッションで、
豪華な出来上がり。
そして主人公は死なないという安心感w。
しかーし不満あり。
ジェシカ・アルバをあの程度の役柄で使うとは、
もったいないし無駄遣い。
もっとアクションに絡んでくれるかと思いきや、
奮闘するけれど普通の女性。
彼女にはキレッキレのアクションをやって欲しかった。
ともあれ安心安定のステイサム品質。
正確無比な殺し屋がよく似合う。
2020-04-04 20:21
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