「メカニック」

メカニック [WB COLLECTION][AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

• 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
• 発売日: 2018/01/17
• メディア: Blu-ray

商品の説明
ジェイソン・ステイサム(『トランスポーター』『アドレナリン』) 主演のスーパー・ハード・アクション!
職業、殺し屋。今度の依頼は、裏がある。

南米コロンビアの麻薬王が自宅のプールで暗殺されるが、事件は他殺ではなく事故死として受け入れられた。
暗殺者の名はアーサー・ビショップ(ジェイソン・ステイサム)。闇の犯罪組織に雇われて次々と"仕事"をこなしつつも、殺人の痕跡をいっさい残さない。
誰とも組まずに孤独を受け入れる。まさしく、プロ中のプロだ。
そんなアーサーにミッションが下された。それはアーサーの親友であり、この仕事を始めるきっかけを作ってくれた恩人の暗殺。葛藤を抱えながらも、プロとしてこの仕事を引き受けた。
車椅子生活をおくる親友を抹殺するのは、友人を騙すことに対する苦悩を除けば、たやすいことだった。
親友の葬儀に出席したアーサーは、そこで親友の息子で乱暴者のスティーブ(ベン・フォスター)と再会する。
罪悪感からか"オヤジがあんたに教えたことを俺も教わりたい"というスティーブに暗殺のテクニックすべてを叩きこもうとする。
最初の仕事こそ手際が悪かったが、スティーブはメキメキと腕を上げていった。
新たなミッションでスティーブとともに、標的が滞在するホテルに手際よく潜入するが、スティーブのちょっとしたミスから、派手な銃撃戦に。この頃から、何かが確実に狂い始めていた。
死んだはずの男の突然の出現、父を殺したかもしれないアーサーに対するスティーブの疑念。
誰を信じ、誰を敵とみなすべきか? 混沌とした状況下、アーサーの命を懸けた戦いが始まろうとしていた!

深刻な映画を観たくない、
爆笑できるものか、
アクションでスカッとする映画を観たいと呟いたら、
アクション映画通の友人がオススメしてくれた。
ステイサムは大好きだしすぐに飛びつく。

なかなかの拾いもの。
ステイサムもだいぶ年齢を重ねて身体を使わなくなったが、
殺し屋同士の頭脳戦がたっぷり味わえる。
騙し騙され、
騙したつもりがけっきょく貧乏くじ、
悪い奴らの潰し合いはなかなかに爽快。
なによりまともな家業の人間が一人もいないのが良い。
良心の呵責もなく、
機械的に確実に標的を仕留めるために動く彼らを楽しめる。
これは設定の勝利だ。

Amazon Prime Videoでプライム会員なら無料なので、
スカッとしたかったらオススメする。

「この国は、変われないの？」

この国は、変われないの?

• 作者: 佑月, 室井
• 出版社/メーカー: 新日本出版社
• 発売日: 2020/01/10
• メディア: 単行本

内容紹介
長く安倍政権がつづき、この国はどう変わった? 権力と税金の私物化、ルール無視、公文書の改ざん・隠蔽、格差の拡大、そして消費税増税……。よくもこんなにひどい国にしたよね。この国はどこへ向かっているの? そこに生きる私たちはどうすればいいの? 今の世の中にとけこまない、歯に衣着せぬ室井流辛口エッセイ!

肌ではわかっていたけれど、
この政権が長期化するにつれて露呈する、
腐りきった政権の実態。
それを気持ちよくズバリと的確に書いて、
おかしいことをおかしいと指摘してくれる。
これが番組のインタビューになると、
室井さんの「知りたい気持ち」が買ってしまって、
少々それが生き過ぎてしまうのだが、
さすがに文章は冷静にわかりやすく切ってくれている。

彼女自身が「右も左もない」と言っているように、
今の政権がおかしいと言っている人たちは、
一括りに左だというわけじゃない。
むしろ伝統的保守層が「違う」とダメ出しをしている。
要するに自分達とそのお友達さえ良ければ良い、
ご都合主義の政権なのだ。
その政権に異を唱えるといろいろと人生に不都合が起こるらしいが、
黙ってしまっては何一つ変わらない。

だから私は室井さん同様、
「この国は、変われないの？」と思いながら、
例え不都合が起ころうと言わせていただく、
だって本当の政治家ならば、
今のこのCOVID-19の対応だってこんな風にならないはずだし。

この国を変えるにはまずは首のすげ替えから。
それだけは譲れない。

「バグダッド・カフェ」

バグダッド･カフェ4K修復版　Blu-ray

• 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
• 発売日: 2019/04/27
• メディア: Blu-ray

【あらすじ】
アメリカ西部の砂漠で、突然、夫と別れたドイツ人旅行者ヤスミン。
その砂漠で、家庭も仕事もうまくいかず、日々ストレスを抱え込むカフェ＆モーテルのボス、ブレンダ。
うちとけるはずのない二人が、やがてかけがえのない友情で結ばれていく……

季節外れの大雪が降る寒い春、
外出自粛要請を受け手の週末、
こんな気持ちの良い映画を観るのも良いだろうと。

余りに有名で語りつくされた名作。
観ているだけで心が満たされていく。
最初はガミガミとうるさかった女主人も、
ヤスミンの何処か前向きでホッとさせる雰囲気にほだされ、
二人は楽しくカフェを運営し、
やがて多くの客たちと楽しい時間を過ごすようになるのだが･･･。

風景からして夢物語のような、
不思議な雰囲気と空気感。
いつしか観ている自分まで幸福感に満たされる。
こんな暮らしはできないだろうけど、
こんな生き方があっても良いじゃないか。

つくづく思う。
名作に年月は関係ない。
色褪せることのない普遍性。
こういう作品を気軽に観られる環境があること、
それが大事だと思うのだが。

「カサンドラ・クロス」

カサンドラ・クロス [Blu-ray]

• 出版社/メーカー: キングレコード
• 発売日: 2019/09/04
• メディア: Blu-ray

内容（「Oricon」データベースより）
恐るべき早さで接触感染する細菌に感染した逃亡犯が、ジュネーヴ発の大陸横断列車に乗り込んでしまった。この一大事に出動した米陸軍情報部のマッケンジー大佐は、伝染病の拡散と国際的スキャンダルを阻止するため、老朽化した大鉄橋、カサンドラ・クロスに乗客もろとも列車を送りこんで抹殺しようという計画を立てた…。ジョルジ・パン・コスマトス監督が贈る、サスペンス・パニック・アクション巨編!

これを最初に観たのは中学1年生の時。
2本立てのうちの1本で、
目当てはこっちじゃなかったけれど、
「カサンドラ・クロス」の方が面白くて興奮した。
因みに目当ての作品の名前は忘れたｗ。
今だからこそ観ておこうと。

今観ると中学生には理解できなかったこともある。
ポーランドへ行くのを異常に恐れる老人の存在とか、
なぜ列車がジュネーヴ発なのかとか、
当時の中学生には理解不能だったはず。
でもそんなことは抜きにして、
サスペンス・アクションムービーとして、
13歳の女子には余りに強烈で面白すぎた。
因みにこのとき私はマーティン･シーンに惚れたｗ。

細菌が突如治ってしまうご都合主義はともかく、
話の導入部から展開、クライマックスまで、
今観ても全く退屈しないし、
現代の作品に劣るところもない。
偶然とは言え公開当時これを観てしまったことは、
ともすれば私の映画に対するハードルを上げたのかも知れない。
原体験とはそういうものだ。

これは限定された空間での物語。
今現在進行しているのは世界中に広がるウィルス。
規模が違うことを考えれば、
収束までにかかる時間が予想できないことも容易にわかる。
世界各国の動きと比較して、
如何にこの国の指導者たちが愚かかわかる。
私たち国民は一部の上級国民をのぞいて、
みなカサンドラ・クロスへ向かわされているのだ。

「時代劇入門」

時代劇入門 (角川新書)

• 作者: 春日 太一
• 出版社/メーカー: KADOKAWA
• 発売日: 2020/03/07
• メディア: 新書

内容紹介
歴史、名優、監督、ヒーロー 一冊で重要なキーワードのすべてがわかる!
「ワンパターンの勧善懲悪は一部に過ぎない」「異世界ファンタジーのように楽しむ」「専門用語は調べなくてよい」……知識ゼロから時代劇を楽しむための入門書。歴史、名優、監督、ヒーローほか、一冊で重要なキーワードとジャンルの全体像がわかる!
【目次】
第一部 時代劇への接し方
ガイダンス~気軽に楽しむための「なんとなく」と「とりあえず」/時代劇ってなに?
第二部 時代劇の歩み
戦前の時代劇/戦後の時代劇/映画の衰退、テレビの登場/パターン化とジャンルの衰退
第三部 とりあえず知っておきたい基礎知識
主なジャンルとヒーロー/時代劇ヒーロー30 /スター30 /監督10 /原作者10
第四部 もう少しだけ掘り下げておきたい重要なテーマ
「忠臣蔵」超入門/忍者の変遷/大河ドラマの楽しみ方
第五部 チャンバラの愉しみ
殺陣はプロレスである! /ラブシーンとしての決闘/殺陣の入門編としてのガンダム
特別インタビュー:富野由悠季監督が語るチャンバラ演出の極意 ほか

「アトロク」での放送を毎回聴いていたので、
さらなる知識と富野由悠季監督のインタビューを楽しみに読み始める。

結論。
時代劇はファンタジー。
自分の気持ちが少しでも入り混むもの、
格好良さや外連味や面白さを見つけられれば、
どんな時代劇でも楽しめる。
古くさいなんてとんでもない。
SFだって空想の世界なのだから、
時代劇もそうやって愉しんで良いものだ。

何よりビックリしたのは、
それほど意識していなかったのだが、
家で時代劇のTVドラマを多く観ていたことだ。
私が10代の頃までは、
毎日何処かのチャンネルで時代劇はやっていた。
それはチャンバラものとか勧善懲悪ものとは限らず、
市井の暮らしを描いたものもあった。
それをけっこう観ていたのである。
なるほど。
この年齢にして時代劇を観るときに抵抗がなく、
普通にすんなりと受け入れられるのはそれか、と気付く。
黒澤明の映画の中でも、
時代劇はかなり好んで観てきた方である。
中でもマイナーな「どん底」は今でも大好きな作品だ。
私はチャンバラでも勧善懲悪ものでもなく、
長屋で暮らす庶民の姿を映した時代劇が好きらしい。
その一方で「切腹」のような、
きれいごとではない武士の物語も好きである。
とにかく喰わず嫌いはもったいない。
この本で紹介される時代劇は観ると良いと思う。

少々引っかかったのは、
「散り椿」に関する殺陣の対談シーン。
確かにあの映画での殺陣は実践的であった。
様式美としての殺陣よりも、
実際に道場で剣を交える剣術に近い。
それは残念ながら武術を身につけている岡田准一自身が、
自ら殺陣に絡んでつけていったからだろう。
それはかつての殺陣とは全く違うものであり、
迫力と凄味はより一層すごくなるが、
美しさや流れるような動きとは無縁になる。
その点についてはあの映画のファンとして言い訳したい。
彼らはそこをあえて目指さなかったのだと。

とまぁ、最後の部分は私の戯れ言。
とりあえず時代劇って何？と思ったら、
この一冊はとても良い手引き書になってくれる。
これが1冊1000円もしないのだから安いものだ。

「アルキメデスの大戦」

アルキメデスの大戦 Blu-ray 通常版

• 出版社/メーカー: 東宝
• 発売日: 2020/01/22
• メディア: Blu-ray

【ストーリー】
1933年(昭和8年)。欧米列強との対立を深め、軍拡路線を歩み始めた日本。海軍省は、世界最大の戦艦を建造する計画を秘密裏に進めていた。だが省内は決して一枚岩ではなく、この計画に反対する者も。「今後の海戦は航空機が主流」という自論を持つ海軍少将・山本五十六は、巨大戦艦の建造がいかに国家予算の無駄遣いか、独自に見積もりを算出して明白にしようと考えていた。しかし戦艦に関する一切の情報は、建造推進派の者たちが秘匿している。必要なのは、軍部の息がかかっていない協力者…。山本が目を付けたのは、100年に一人の天才と言われる元帝国大学の数学者・櫂直。ところがこの櫂という男は、数学を偏愛し、大の軍隊嫌いという一筋縄ではいかない変わり者だった。頑なに協力を拒む櫂に、山本は衝撃の一言を叩きつける。「巨大戦艦を建造すれば、その力を過信した日本は、必ず戦争を始める」…この言葉に意を決した櫂は、帝国海軍という巨大な権力の中枢に、たったひとりで飛び込んでいく。天才数学者VS海軍、かつてない頭脳戦が始まった。同調圧力と妨害工作のなか、巨大戦艦の秘密に迫る櫂。その艦の名は、【大和】…。

予告は映画館で繰り返し観た。
しかし例によって山崎貴監督作品。
VFXに期待はできても、
ドラマ部分に期待ができるか疑問。
WOWOWで放送されるまで待とうと思っていたが、
ちょっとしたきっかけで観ることに。

まぁフィクションとしては面白い。
あと海軍省内での駆け引きや、
裏取引のやり方もまた現代を観ているようで、
それはそれなりに面白い。

ただねぇ、　
あの数式が浮かんでくる演出とか、
どうにかならんのかね。
山崎貴監督作品ではおなじみの、
眼に見えるような演出手法。
「永遠の0」のときも感じたけど、
なんか戦闘シーンも軽いし、
どこか作り物感が抜けないし、
全く人が動いている感じがしない。
今回ドラマ部分はそれなりだっただけに、
そこの差が興ざめ。

やっぱり山崎貴監督作品とは余り相性が良くない。
この人が日本映画界で量産していること自体、
本当にそれで良いのか、
真面目に考え込んでしまう。

三池崇史監督の「初恋」を観た後だけに、
「ちょいちょい」と作ってしまうように見えるやり方は、
時間が経つにつれて心が冷めてしまった。

この人絶対映画作りを舐めている。
「仏作って魂入れず」

「初恋」

余命いくばくもないボクサーのレオ（窪田正孝）と父の借金の肩代わりを余儀なくされたモニカ（小西桜子）の偶然の出会いをきっかけに、ヤクザとチャイニーズマフィアと狂った女（ベッキー）による血みどろバトルが巻き起こる・・・・・・。

「初恋」というタイトルからてっきり甘い青春ものと思い、
全く眼中になかった作品。
それが宇多丸さんが罰ゲームで出演した、
Creepy Nutsのオールナイトニッポンゼロで話に出て、
「三池崇史監督が、昔に戻ったような」と聴いた瞬間に、
「これは絶対に行かなければ！」と思い立つ。
そして何とか上映最終日に滑り込み。

いやぁ、めっちゃ面白かった。
最近COVID-19騒動で公開延期になる映画が多くて、
今観たいものがない状態で欲求不満。
と言って世間の雰囲気にやられてメンタルが弱っていたので、
余り深刻な作品も観たくないし、
爽快な作品が観たいと思っていたところにどんぴしゃり。
端役まで豪華な役者陣で芸達者。
吹っ切れたかのようなベッキーの切れ具合も最高。
ノアールの世界なんだけどユーモアもたっぷりで、
その上外連味も忘れていない三池崇史作品として二重丸。
今このときにこの作品に出会えて、
精神的な満足感がものすごく高かった。
南朋さんも相変わらず良かったし。
「ユニディってなんでもあるな」って台詞は爆笑もの。

で、「初恋」ってなんなの？
って途中でちょっと思うんだけど、
クライマックスでわかるし、
またそこからが初恋なんですねー。
そこまで描ききる脚本が良かった。
ハラハラドキドキして、
笑ってスカッとして、
最後にちょっとホロッとくる。

こういうのが映画の醍醐味だよなーって、
ついつい最後に口にしておりました。

「3時10分、決断のとき」

3時10分、決断のとき [Blu-ray]

• 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
• 発売日: 2013/12/20
• メディア: Blu-ray

内容（「キネマ旬報社」データベースより）
傑作西部劇『決断の3時10分』をジェームズ・マンゴールド監督がラッセル・クロウとクリスチャン・ベイル主演でリメイク。借金を抱え苦しい生活を送っていたダンは、早撃ちの名手として悪名高いベンと出会う。

もとの映画を知らないので、
リメイクとしての評価は全くできない。

しかし。
原作と脚本と演出が確りしている上に、
役者が巧いときては文句のつけようがない。
クリスチャン・ベールらしい真面目で家族思い、
だけどどこか自信がない男に対して、
悪行三昧ながらも自信たっぷり、
男としても魅力があるラッセル・クロウ、
この二人の対比が面白い上に、
一緒に行動するにつれて、
お互いの男としての在り方へのリスペクトと友情、
理解を超えた情が生じることによって、
二人の関係と心に変化が生じていく様は、
見た目もある意味対照的な二人に似合い、
その見所が素晴らしく盛り上がって行く。

「フォードvsフェラーリ」の監督と言うことから、
入手してみようとして、
レンタル落ちを入手してみたが、
これは思った以上の出来だった。
キレのある演出とバディものの醍醐味。
ラストは切ないが、
初めてラッセル・クロウが格好いいと思えたｗ。

息子が誇れる父親でいたいというのは、
父親にとって永遠の不変の願望らしい。

「嘘八百」

嘘八百 [Blu-ray]

• 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
• 発売日: 2018/07/11
• メディア: Blu-ray

内容紹介
【解説】
あの千利休ゆかりの国宝級茶器が発見! ?
その真贋や、鑑定額や、いかに―――! ?
日本中が沸き立つような骨董ロマンが極上のお宝コメディになった。大阪・堺を舞台に大騒動を巻き起こすのは、日本を代表する俳優、中井貴一と佐々木蔵之介。本格的なタッグは“初"となるダブル主演で、がっぷり四つの丁々発止が見逃せない。脇を固めるのは友近、森川葵、前野朋哉、堀内敬子、坂田利夫、木下ほうか、塚地武雅、桂雀々、寺田農、芦屋小雁、近藤正臣ら超豪華個性派俳優陣。
2016年日本アカデミー賞優秀作品賞・最優秀脚本賞を受賞した『百円の恋』の監督・武正晴と脚本・足立紳による注目コンビに、NHK連続テレビ小説などを手がける脚本家・今井雅子がタッグを組みパワーアップ。人間味あふれる芸達者たちの軽妙なやりとりや知的好奇心をくすぐる骨董トリビアを散りばめながら、強欲うずまく捧腹絶倒の騙し合いを二転三転させつつ、どんでん返しさせていく。冴えない人生をおくる男二人が仕掛けた一発逆転の大勝負。はたして結果は?

本当に「嘘八百」の物語ｗ。
その嘘が実に見事で、
それぞれの仕事師たちの巧みさと、
思惑が絡み絡んでもつれて「カネ、カネ、カネ」！　
実に見事な配役で、
一歩間違えば安っぽいコン・ゲームになるはずが、
観ているものもわかっていても騙されたくなる。
そしてそれにつけた音楽の見事さ。
ジャズの音色が、
それぞれの心境を見事に表して、
あるときは緊迫感を演出、
あるときは焦ってやられた感を演出。
湿っぽくなく見事に描ききった本作は、
日本の喜劇としては一級品。
中井貴一と佐々木蔵之介の息もピッタリ。
これは柳の下のドジョウも狙いたくなるというもの。

久しぶりに気持ちの良いコメディを見せてもらった。

「グッドモーニングショー」

グッドモーニングショー Blu-ray豪華版

• 出版社/メーカー: 東宝
• 発売日: 2017/04/26
• メディア: Blu-ray

【ストーリー】
澄田真吾は、朝のワイドショー「グッドモーニングショー」のメインキャスター。かつて報道番組のエースキャスターだったが、ある災害現場からのリポートが世間から非難を浴びて番組を降板。以来、現場からのリポートが怖くてできなくなり、同期入社のプロデューサー石山聡に拾われて今に至っている。
災難その1 女子アナから交際関係をバラすと迫られる! ある日、いつものように深夜3時に起床した澄田は息子と妻の言い争いに巻き込まれる。面倒くさいことから逃げるようにテレビ局に向かう車内で今度は、サブキャスターの小川圭子から連絡があり、二人の交際を今日の生放送で発表しようと迫られる。彼女は澄田の日頃の優しい振る舞いを“私だけ"と勘違いしているのだ。さらに石山Pからは番組の打ち切りが告げられ、踏んだり蹴ったりの事態に困惑していた。
災難その2 プロデューサーから番組の打ち切りが告げられる! !
そんな時、都内のカフェに爆弾と銃を持った男が人質を取って立てこもっているという速報が飛び込む。芸能ゴシップや政治家の汚職事件、行列スイーツ特集を押しのけ、立てこもり事件をトップのネタとして番組はスタートするが、その直後、警察からとんでもない知らせが入る。なんと、犯人の要求は「澄田を呼べ」というものだった! 過去のトラウマもあり現場に出ることを拒否する澄田だったが、石山Pからの命令、番組視聴率のため、というよりも圭子の暴露を防ぐために思わずデマカセで現場に向かうことをカメラに向かって宣言してしまう!
災難その3 立てこもり事件に巻き込まれ、直接交渉するハメに! ?
澄田は防爆スーツにカメラとマイクを仕込ませて、銃と爆弾を持った犯人の様子を生リポートすることに。しかも、タイムリミットは番組終了時刻。それまでに犯人を捕まえなければ爆弾のタイマーが作動してしまう・・・。
澄田が絶体絶命になるのと反比例して、武装した犯人にキャスターがマイクひとつで立ち向かうというありえない展開に、いつの間にかどのチャンネルも落ち目だったはずのキャスターを映していた! 日本中が注目するニュースの渦中に立たされた澄田は、果たして人質を救うことが出来るのか! ?前代未聞の生放送が今始まる!

深刻な映画に疲れたので、
前から観たかったこれを選択。

まぁまぁかな。
特に目新しい感じもせず、
洋画邦画の似たような映画の寄せ集めのような、
これというインパクトもないけれど、
とりあえず良い役者たちに支えられた作品。

本も演出が並みの出来でも、
役者が良ければそこそこ観られると言う見本。

これならこっちの方が余程面白い。

WOWOW開局20周年記念番組 三谷幸喜「short cut」 [DVD]

• 出版社/メーカー: 東宝
• 発売日: 2012/05/25
• メディア: DVD