「孫文の義士団」 [DVD&Blu-ray]
1906年、辛亥革命前夜の香港を舞台に、中心人物である孫文の暗殺計画を阻止するための、8人のボディーガードたちの戦いを描く歴史アクション巨編。『the EYE』シリーズのプロデューサー、ピーター・チャンと『アクシデンタル・スパイ』のテディ・チャン監督がタッグを組み、辛亥革命の舞台裏で起こった激動の物語を壮大なスケールで活写。ドニー・イェン、ニコラス・ツェーら実力派の共演、信念のために戦う男たちの覚悟が感動を呼ぶ。
あれ?ドニー・イェン出ているじゃん!
というのりで観ました。
確かにドニー・イェンは良い。
相変わらずキレッキレのアクション。
この人の突きの肩を視点にした腕の出し方が好き。
ただね、
これは香港中国合作だけど、
どう見ても中国の国策映画。
清朝を如何にして滅ぼすに至ったか、
それを描きたくて仕方なかったから、
孫文の画策と移動を守るボディガードの戦いと、
狙う暗殺団と清朝のやり方を描いたのね、と。
その中でもドニー・イェンは満州人なのに、
別れた奥さんと子どものために清朝側と戦う。
まぁどうでもいいんだけど。
それにしても、
この当時の話っていろいろ描かれているけど、
香港にもあんなに満州人っていたんだ。
そりゃそうか。
当時は清王朝だったし、
満州人が漢民族を抑えていた貴重な時期だから。
まぁ歴史の勉強にはなります。
鵜呑みにはしないけれど。
でも孫文の辛亥革命だって、
けっきょくは中共に飲まれていくわけで、
まぁこれは漢民族が満洲族を追い出すことを、
「こうやって偉大な漢民族は多大な犠牲を払って、
その覇権を取り戻しました」って話。
そしてその満洲族は、
日本の傀儡として満州国建国に至るわけで、
なんだか複雑な気分で最後喜べなかったわ。
あとさ、
微妙に北京語と役者の口が合っていない気がする。
Blu-rayには「中国語」ってなっているだけだし、
本当は何語で作られたのもわからんけどね。
やっぱり「中国」の歴史映画はきっついなぁ。
香港映画は英国憎しだけど、
中国は基本日本憎しだし、
その前は満洲族憎し。
歴史の美化がさすが中国。
2024-02-12 18:25
コメント(0)
コメント 0