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「マッドマックス:フューリーロード」 [Amazon Prime Video]



<ストーリー>
人間性が崩壊している荒涼とした砂漠を舞台に、終末的ストーリーが始まる。ほとんどの人間は生きていくための戦いに狂っている。そんな世界に、秩序をもたらすことが出来る可能性を持った二人の反逆者がいた。その一人であるマックスは、妻と子を亡くし、心の安寧を求めて生きている。もう一人、フリオサは、この砂漠を通り越えた暁には、自分が生き延びる故郷を取り戻すことが出来るかもしれないと信じているのだった。。

いや、一応これを観る前にもう一度。



正直言って、
今更それほどの思い入れはないんだけど、
アニャちゃんがフュリオサだし、
ついでにクリス・ヘムズワースだから一度は観ておかんと。
とはいえその週って「トノバン」の公開も控えていて、
すくなくとも鴨居かみなとみらいに行かなきゃならなくて。
正直ちょっと冷めていた。

で、復習。 
なんかあんまり記憶にないし。
でも過去の記録を見るとべた褒めしているのね。
自分でもなんでか良くわからないw。

なんでかというと、
実はトム・ハーディと言う役者が余り好きじゃない。
もっさりした外見でスマートさに欠ける。
シャーリーズ・セロンは身震いするほど好きだけど、
なんだかもうそこにブーストをかけるジョージ・ミラー御大、
その灰汁の強さにちょっと疲れたw。

だから実は「:フュリオサ」も迷っていたけど、
宇多丸さんが「ちゃんとここに繋がる物語として良くできている」
そう仰るからにはちゃんと観ておこうと決心した次第で。

やっぱりすごいわ。
ジョージ・ミラー御大の年齢を感じさせないそのセンス。
リドリー・スコットもすごいけど、
このおっさんはもはやこの世界のために生きているんだなぁと。
だから頂点に立ったフュリオサの、
そこに至るまでの物語を描くスピンオフの必然性、
それもまたこのオッサンには生きる糧というか、
もはやこれを作らずして引退なんてとんでもないというか。

元は安く作られたB級映画。
それがジョージ・ミラーを世界の巨匠の一人に押し上げ、
メル・ギブソンを超人気俳優に押し上げた。
メル・ギブソンの最低の人格と、
俳優としての凋落についてはもはやどうでも良いけど。

まぁどっちにしても教訓とか、
そんなものは無関係だし。
面倒臭い情とかも考えなくて良いし、
それはそれで観る方は楽。
「猿の惑星」とかは暗喩とか隠喩を考え過ぎちゃうし。

やっぱりトム・ハーディは苦手だけど、
シャーリーズ・セロンこそが主役だったと思うから、
そう思うとなかなかに愛着が湧く。
本当によく頑張った。
あんな乱暴な輸血までされてw。

フュリオサ強し。
アニャちゃんに大いなる期待。


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「コロニアの子供たち」 [WOWOW]



1960年代にナチスの残党がチリに設立した施設「コロニア・ディグニダ」を題材に描くドラマ。独裁者のパウル・シェーファーのもと、洗脳や武器の密輸、拷問や殺人、児童虐待などが日常的に行われていた共同体に通う少年たちが描かれる。監督などを手掛けるのは、マティアス・ロハス・バレンシア。サルバドール・インスンサ、『さすらい』などのハンス・ジシュラー、アマリア・カッサイらが出演する。

この紹介文だけ見ると、
ヒットラーユーゲントの育成かな?って思うでしょう?
私もそれを予想していて、
当然指導者たちは厳格なナチズムとSSの残党で、
隠し部屋にヒトラー崇拝の祭壇でもあるのかと思ったら、
全く違う展開に、
「あれあれ?なんか変だぞ」って。
ナチの残党が南米に逃げたってことは、
歴史的事実として把握していたけれど、
この宗教団体については知らなかったので、
見終わった後Wikiで調べて愕然。

まぁ宗教団体の内容は、
いつもお決まりのことばかりですよ。
大体が新興宗教なんてものは、
教祖の勝手な言い分と勝手な趣味嗜好で成立していて、
世間にはキレイなところだけ見せて、
寄付金だの自治体からの金だのせしめて、
美味い汁を吸うのは教祖とその側近だけ。
それ以外の信徒、特に子供たちは犠牲者。

ホント、胸くそ悪い。
エマ・ストーン主演の「コロニア」という同一題材の映画もあるらしいので、
そちらも観てみたいとは思う。
しかし本作はあくまでも子供たちが主体。
彼らがどんな風に教育されて、
どんな風に虐待されていたか。
「君も大人になったんだね」
その言葉の意味が示すものが何か。 

この映画を見る限り、
ナチズムとはかなり遠いような。 

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「ナルコの神」 [Netflix]



南米のとある国で、政府の極秘作戦に参加することになった民間人事業家。その目的は、その地で麻薬取引を行う韓国人麻薬王を検挙すること。実話を基にした物語。

今更今更今更。
やっと見終わった。
と言うか、 
面白くてどんどん見てしまうので、
平日の夜は避けないと睡眠時間に関わる。
と言うことで、
何とか自分にストップをかけながら最後まで来た。

マジかよ。
なんだよ、このオールスターキャスト。
ファン・ジョンミンとハ・ジョンウはわかっていたけど、
そこのチャン・チェンまでいるのかよ。
おまけにパク・ヘスにチョ・ウジン! 
これが面白くなかったら絶対にあり得ない配役。

結論から言うと、
「ああ、日本がダメなのはこういうところだな」。
もともと大陸に生きていた韓国人は、
国境と国交が密接に生活の中にあって、
かつ彼らは必ず2年の兵役を経ているから、
銃の扱い方や殴り合い方にリアルが宿る。
そもそもこの実話だって、
余りにもインターナショナルで、
インターナショナルであるが故に酷い話だ。
「アウトレイジ」がなんで面白かったかと言えば、
最終的に国内だけで治まらない話になったからで、
同じ組の中での争いで終わっていたら、
これほどまでに評価もしなかっただろう。
要するに犯罪も映画もドラマも桁違い。
まさかというくらいに、 
嘘でしょ?と言うくらいに世界が広い。

コカインを扱う麻薬王にして牧師。
その人たらしの笑顔を惜しみなく振りまくファン・ジョンミン。
いつもながら不本意に巻き込まれて、
当惑しながらあれやこれやと苦労して嫌気のさした顔のハ・ジョンウ。
笑うとこの上なくチャーミングなのに笑わないと強面すぎるチョ・ウジン。
もう彼らが変幻自在の演技で魅せる見せる。
おなかいっぱい彼らを堪能できるのだから、
もうそれだけでも御の字なのに、
めちゃくちゃ話が面白い。
なんたってチャイニーズマフィア?のチャン・チェン、
これがまたいろいろ考えて考えて、
なんとか巧く立ち回ってコカインを扱う権利を奪おうとする。
でもそこは役者が一枚違う。
考えちゃいるがそこはチンピラと変わらない。
だから甘い言葉に乗って騙される。
してやったりのはずが大逆転。
所詮権力と結びついた悪とは格が違う。

韓国ドラマは観だしたら止まらない。
だから見始めるのに勇気が必要。
これだけの役者と監督が揃っていたら、
そんなものはまるに決まっているし、
途中で止める勇気なんて持てるはずもない。

と言うことで、
Netflixは一部の作品をのぞいて、
どうしてもNetflixでしか観られないことを思えば、
このオリジナル作品を観るために金を払うのもやぶさかではない。

そのためにAudibleは無料期間でやめたw。

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「Planet of the Apes/猿の惑星」 [Disney+]




PLANET OF THE APES/猿の惑星 (字幕版)

PLANET OF THE APES/猿の惑星 (字幕版)

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2015/09/01
  • メディア: Prime Video


2029年、惑星間の偵察を任務とするスペース・ステーション、オベロン号は電磁嵐による宇宙空間の異常を発見する。特殊訓練を受けたチンパンジー、ペリクルーズが調査のため送り出されるが、通信が途絶。宇宙飛行士レオは上官の制止を無視してペリクルーズの後を追った。しかし、レオの偵察ポッドは近くの惑星に墜落。危機一髪のところで緊急脱出したレオだが、逃げ惑う原始的な人間を狩って楽しむ、言葉を話す猿の武装集団と遭遇し愕然とする。??この地は猿が支配する猿の惑星だったのだ!



今週、この新作映画の感想と映画評を聞いていて、
「コイツは別に良いな」と思うと同時に、
「ティム・バートン版をもう一度観るか」と。
ティム・ロスの演技が素晴らしかったのを覚えていたし。

いや、まさか。
あんなに猿猿しいのとそうじゃないのが混在していたとは。
正直メスが登場したときのショック。
都合悪いことは忘れているのか、
全く覚えていなかったメスザルたち。
「ちょっと待て、雄はあんなに猿なのに、 
 なんでメスは顔に毛が少ないんだ? 
 おまけにメイクまでしているじゃねぇか!」
ハッキリ言って猿人の男は猿。
なのに女は「おいらたち」の頃の猿なんですよ。
ああもう、それが気になって気になって。
なのに動きは猿なんだよ、両性とも!

あらためてシーザー三部作は素晴らしかった。 
そのことを再認識。
あのティム・バートンをもってしても、
今となってはこんなものだったか。
CGも今とは比べるべくもないのは当たり前としても、
いきなり作り物然とした映像だし、
なんともまぁお粗末だった。
 
ちなみに「猿の惑星」の権利は、
全部旧20世紀フォックスが持っているので、
割合早くDisney+で観られるはず。
なので「猿の惑星/キングダム」は行かない。
先週迷ったけどシネコヤにして正解でした。

技術だけでは語れない面白さが映画なんだけど、
中途半端なときの技術と、
その造形や考え方というか捉え方、
その評価というのは実に難しいな。
あくまでも監督の好みもあるんだろうけど、
特殊メイクの技術と腕前、
かなり冷めるという見本かもしれない。

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「碁盤斬り」 [映画]



浪人・柳田格之進は身に覚えのない罪をきせられた上に妻も喪い、故郷の彦根藩を追われ、娘のお絹とふたり、江戸の貧乏長屋で暮らしている。しかし、かねてから嗜む囲碁にもその実直な人柄が表れ、嘘偽りない勝負を心掛けている。ある日、旧知の藩士により、悲劇の冤罪事件の真相を知らされた格之進とお絹は、復讐を決意する。お絹は仇討ち決行のために、自らが犠牲になる道を選び……。父と娘の、誇りを賭けた闘いが始まる!

例によって例のごとく、
最近はwebサイトを見ていくようなことをしない。
予告編すら劇場でかからないと観ない。
実はこの映画も予告編を観ていない。
なのでとにかく衝撃の連続で。

で、一番に言いたいこと。
奥野瑛太、最高だぜ! 
ハッキリ言って彼の存在がとても利いている。
そして演技、台詞、所作、
どれをとっても草彅くんにも斎藤工にも負けない。
街のチンピラからここまで来たか!
いやぁ、宮藤さんと伊勢志摩さんの見る目は確か。
今回の君は、
かつての真田広之を思わせる目の光と存在感だった。

これで感情的に一番言いたいことは気が済んだw。

オープニングの映像の文字を見ながら、
「脚本:加藤正人」で思わず「おおっ」っと。
この方の脚本が私は好きで、
日本映画の好きな作品のうち半分くらいはこの方の脚本かと。
そこに草彅くんに白石監督と来たらもう。
そしていきなり小泉今日子。
本当に監督と主演くらいしかわかっていなかったので、
いきなり貫禄のある女郎屋の女将役にビックリ。
これが肝の据わった良い女で、
気っぷが良くて最高に格好いい。
いやぁ、もうこれで決まったな。 
そう思っていたら國村隼、中川大志、音尾琢真。
いやもう、いやもう、いやもう。
最高ってこう言うことじゃない?

良い話なんですよ。
「訳あって」浪人の身の上で貧乏暮らし。
でも清廉潔白を旨として、
その生活も碁に対する姿勢まで真っ直ぐ。
それは強突く張りの商人だった源兵衛までも、
心根を入れ替えて薄利多売の商売人となり、
むしろそれで商いが栄えることとなる。
要するに彼は人に影響を与えられる人。
だけど出奔した国からかつての同僚がやってきて、
彼がなぜ国を出ることとなったのか、
それは誰のためであったのか、
実際何があったのかが明かされる。
でもね。
いくら事実であっても「あのこと」を伝える必要あった?
今更聞いたところでどうしようがある?
とまぁ、国からやってきた左門はかように正直者で、
信頼するに足る男なんだけど、
ちょっとばかり正直すぎる。
でもそれがラストになって利いてくる。
わたくし、俳優としての斎藤工はあまり好きではないので、
そこはノーコメント。

まさか白石監督に泣かされるとは思わなかったわー。
エンドロールで涙が出る出る。
シーンの中には黒澤映画へのオマージュかと思われるところもあり、
華やかな花街と地味な長屋の対比なども、
実に巧いなぁと思ったし、
太鼓橋の効果とか、
撮影も本当に素晴らしかった。
演技、演出、編集、撮影、脚本、
実にテンポ良く退屈するところは一切なし。
かつアクセントの置き方が絶妙。
そしてあの白石監督とは思えないような真っ直ぐな時代劇w。 
(これ褒めています)

今年の邦画実写劇映画No.1だな。 
そう思って数えてみたら、
邦画実写映画がことし3本目だったw。

ともあれ安定の草彅くん、
市村正親、國村隼とかは当たり前だけど、
とにかく奥野瑛太を観て! 
彼をもっと評価してもっと中心に!

できれば何度でも観たい映画。
来週余裕があればもう一度観たい。

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「イコライザー THE FINAL」 [WOWOW]




イコライザー THE FINAL

イコライザー THE FINAL

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2024/01/10
  • メディア: Prime Video


元CIAトップエージェントのロバート・マッコールは、昼は紳士的で勤勉な男、夜はイコライザーとしてこれまで数々の悪を抹消してきた。ある時、訪れたシチリアでの[仕事]で負傷したマッコールは、辿り着いた静かな田舎町で温かく接してくれる人々に出会い、イコライザー引退を決意。だがこの小さな町にも魔の手は忍び寄っていた。大切な人々が次々と凄惨な事件に遭うのを見て、マッコールは再び[仕事]を開始する。しかしそれが引き金となり、事態はイタリア全土を巻き込む爆破テロ事件へと拡大してゆく……。

イタリアのマフィアとも言えないチンピラ最低。
そりゃマッコールさんも怒るわ。 
とはいえ、
最初にマッコールさんらしからぬ油断。
子どもだからって舐めちゃいかん。
相手はとっても悪い奴の子どもなんだから、
で、思わぬ重傷を負って、
イタリアの田舎町で静養しているうちに気に入って、
引退しちゃおっかなー、
なんて思っていたらたいしたたまげた騒動になる。
 
で、敵はもうマッコールさんとそのご近所を狙い撃ち。
そりゃそうだよ。
最初からよそ者ってわかっているし、
もうやることやっちゃっているし。

美しい街と心優しい人々を守るため、
マッコールさんは最後の戦いへ。

いやぁ、もう。 
ランボーもビックリの最後の殺し方。
人は怒髪天を衝くとああも残酷になれる。
だからこそのイコライザー。
その力をイヤというほど見せつける。
そんじょそこらのヤクで儲けるようなチンピラ風情に、
誰が負けるなんて思う?
状況判断を的確に、
手順を考えながらちゃんと殺すマッコールさん。
その几帳面ぶりは最高過ぎ。

マッコールさんの安住の地、
その生活が続くことを祈るけれど、
本当に続くのかな? 
リタイアなんてマッコールさんには似合わない。 


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「イコライザー2」 [WOWOW]




イコライザー2

イコライザー2

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2023/08/06
  • メディア: Prime Video


昼の顔と夜の顔を合わせ持つ元CIA エージェント、ロバート・マッコール。昼はタクシードライバーとしてボストンの街に溶け込み、夜は冷静残虐に悪人を始末していく。彼の“仕事請負人=イコライザー”としての顔は誰も知らない。ただひとり、CIA時代の上官スーザンを除いては。だがある日、スーザンがブリュッセルで何者かに惨殺される。唯一の理解者を失い、怒りに震えるマッコールは極秘捜査を開始。スーザンが死の直前まで手掛けていたある任務の真相に近づくにつれ、彼の身にも危険が。その手口から身内であるCIAの関与が浮上、かつての自分と同じ特殊訓練を受けたスペシャリストの仕業であることを掴む。今、正義の《イコライザー》と悪の《イコライザー》がついに激突する!

マッコールさん第2弾。 
これ、IMAXで見た覚えがあるんだけど、
「その必要があったのかな?」って今振り返ると思うんだけど、
しっかり最初からIMAX対応だったんだ。

1作目はひたすら街と市民に溶け込んでいたマッコールさん、
もはや本作では全く違う。
ちゃんと自分の力を使うことを心得ていて、
ある意味そのための道具としてのタクシードライバー。
そしてちゃんと若者を導くことも忘れない。

だけど今回は違う。
自分の元上官、 
今も交流のあるスーザンを殺されたから、
私怨も絡んでマッコールさん怒り心頭に発す。
ものすごく冷静だけど
「ランボー ラスト・ブラッド」ばりにやっちまう。
もう情け容赦は一切なし。
思い出の地に誘い込んで、
思いきり知能犯で複数の悪党を仕留める。



いやぁ、最高。
平日帰宅してからだから、
本当は半分ずつ観ようと思ったのに、
けっきょく止められなくて最後まで観てしまった。
おかげで今週キツイw。


なんて言うか、
他のこの手の映画と違って、
マッコールさんの無敵さって格好いい。
いや、コマンドーだってプレデターだって、
そりゃシュワちゃんも格好いいし、
スライだって格好いいけど、
何気なく市民に紛れているのがいいんだよね。
そして何より本を読む。
その静かな佇まいがとても哲学者っぽい。
マジで平山の過去もこんなだったのかな? 
なんてことをふと思うくらいに。

デンゼル・ワシントンはとても人格者だという。
ホワイトウォッシュのハリウッドで、
長く活躍してきた人だし、
黒人俳優たちの手本となる様な生き方もしている。
ウィル・スミスが妻を侮辱されたことに怒り、
思わず手をあげたときも、
その後彼を励ましながらも戒めたという。

マッコールさんとデンゼル・ワシントン、
これがまるで一体の人間の様に思える。
それがこのシリーズの強みかもしれない。
本当にこのシリーズは素晴らしい。

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「イコライザー」 [WOWOW]




イコライザー (字幕版)

イコライザー (字幕版)

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2015/07/23
  • メディア: Prime Video



「イコライザー THE FINAL」放送記念。
一挙3作放送のWOWOW。
前2作ももちろん録画済み、Blu-rayに落とし済み。
だけどやっぱり3作全部ぶっ込んだBlu-rayにしたいw。

と言うことで、
最初の作品をちょっと見始めたら止まらない。
ナーメテーター案件の代表、
決して若くもなければ、
まったくこけおどし的な強さも見せないマッコールさん。
我らがマッコールさんがホームセンターで働きながら、
街に溶け込み、
市民に溶け込んでいたのに、
たまたま知り合った女性が、
理不尽にボコられてICUに入院。
裏で繋がっていたのはロシアンマフィア。
さぁマッコールさん本気を出した。

デンゼル・ワシントンの人を殺すときの目と、
普通に生活しているときの目の違い。
あんなに無表情にすごむこともなく、
あっさりと人を殺せる人間が一番コワイ。
そのことをたっぷりと思い知らせてくれる。
何より人間マッコールさんと、
凄腕マッコールさんの表情や動きの違い。
本当にデンゼル・ワシントンってすごい。
そして今頃気付いたクロエ・モレッツ。
本当に幼い顔つきで可愛くてチャーミング。
初心なコールガール、
実は夢を持っているコールガール、
そんな彼女にピッタリだった。

いやぁ、
自治体に1人マッコールさん欲しいなぁw。

そして面白い映画、
良い役者の出ている映画は、
何遍繰り返し観ても面白い。
一度で飲み込めなかった映画、
一度観て何度でも観たいと思った映画、
最近複数回劇場にも行くようになったのは、
ただ単に年齢のせいで飲み込みが悪くなったからか? 
 
まぁいい。
面白いものは面白いんだから。

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「武器人間」 [映画]




武器人間

武器人間

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2023/06/09
  • メディア: Prime Video




第二次世界大戦末期、地獄の最前線。ソ連軍の偵察部隊が目撃した想像を絶する悪夢!1945年、第二次世界大戦末期の東部戦線。ソ連の偵察部隊がある任務を帯び、ドイツの占領地域に足を踏み入れた。やがて古い教会を見つけた部隊は、そこで何者かによる大虐殺が行われた形跡を目撃する。さらにその建物の地下には迷路のような通路が張り巡らされ、広大な研究室が隠されていた。その研究室こそ、フランケンシュタイン博士の末裔が、死体と機械を合成し、不死身の改造人間を製造している大量破壊兵器工場だった…。


こう言うB急は無料に限るw。
別に観なきゃ観なくても良いものだしw。 
 
粗っぽいなぁw。 
設定も粗っぽいけど、
いろんな造作が粗っぽい。 
まぁWW2の時代だし、
その記録映画って言う設定だしね。 
2013年に作るには、
余りにも粗っぽすぎて、
「それじゃ人間生き返らないだろう」って突っ込みだらけw。

ま、ビックリするようなホラーでもないし、
当然予告に登場するレクターには及ぶべくもなし、
ムカデ人間ほどのえぐみもなし。
何よりレクターとは知性が違うんだから比べないでw。

これを教授の演奏の後で観る私。
バランス感覚大丈夫か?

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「浅草キッド」 [Netflix]



「芸人だよ、バカヤロー!」
監督・脚本:劇団ひとり / 主演: 大泉洋 & 柳楽優弥 / 主題歌:桑田佳祐
「浅草に深見あり」と言われる伝説の師匠と、芸人になるため青春のすべてを懸ける弟子。
強い絆で結ばれた二人だったが、やがて決別の時が…
芸人・ビートたけしが誕生するまでの青春の日々を描いた笑いと涙に溢れる

やっと。
やっと。

「青天の霹靂」を観ているから、
このメンツと浅草がしっくりくる。
そりゃもうそこに風間杜夫が出なくちゃ、
この世界は回らない。
最高の配役でございます。

深見千三郎。
名前は知っているけれど芸を見たことはない。
ビートたけしが一生の師匠として尊敬する男。
この映画の主役はビートたけしのようで、
実は深見千三郎だ。
彼こそが最期の浅草芸人として、
劇場で客を笑わせてきた男。
そこに劇団ひとりのビートたけしへの尊敬が加わる。
そりゃ面白くならないわけがない。

意外だったのは中島歩。
こういう映画に背約されるタイプじゃないと思っていたし、
こういう世界には余りにルックスが令和。
でもちゃんと溶け込んでいたのを観て、
この人は思った以上に起用なのかも、と思った。

ビートたけしが世の中に出てきたのを、
リアルタイムで観ていて、
今の年齢になるまでほぼずっと観ていた。
実は初期の北野映画は観ていない。
今になって少しずつ観ているが、
暴力と独特の義理人情愛情の世界に、
余りに自分は未熟でなじめなかった。
むしろあの事故以降の映画、
そちらを好んできたと思う。
「アウトレイジ」三部作は異常に好き。
「首」も早く円盤が出ないかと待ち焦がれている。
その彼が如何にして芸人となったのか、
それを見ることは面白くもあり、
師匠には残酷な場面もあり、
そして互いが打ち解けた後に訪れる幕切れ。
余りの凄さにただただ見入った。
これはある意味日本の「ボヘミアン・ラプソディ」。
劇団ひとりの愛情と脚本演出すべてに脱帽。

格好いい。
男たちがみんな格好いい。
そしてお姉さんたちも格好いい。
昭和っていうのはそういう時代だった。

携帯もスマホもSNSもなかったけど、
居酒屋やホールという人の意気が感じられる場所で、
人間は毎日を生きていた。

泣けると言うよりは、
清々しくて元気が出た。


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