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「MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」 [WOWOW]



月曜日の朝。プレゼン資料の準備で忙しい中、主人公が後輩2人組から「僕たち、同じ一週間を繰り返しています!」と報告を受けるシーンからこの物語は始まります。
小さなオフィスで起きた、"社員全員タイムループ"。ひとり、またひとりと、タイムループの中に閉じ込められているのを確信していきます。
「もう仕事なんて放り出してしまいたい」
「新しいスキルを身につける、いい機会かも?」
「仕事をうまくいくまで繰り返して、最高の状態で転職してやる!」
それぞれの様々な思惑が交錯しながら、繰り返される地獄の一週間。しかし、タイムループ脱出の鍵を握る肝心の部長は、いつまで経っても気づいてくれなくて……。

昨年の上映時に気になったけれど、
シネコンはおろかシネコヤにも合わなくて、
WOWOWに来るのが早くなって感謝。

いやあ、もう、
マキタさんの絵に描いたような親父演技が最高w。
でもこんな親父でも、
夢を見ていたときもあった、
そこまであともう少しというところまで行った、
そんな過去を思わせると、
急にこの親父が愛おしくなったりして。
社員が一丸となって、
○○○を必至でかいている場面なんて、
柄にもなく胸アツだなぁ-と思ったりして。

最近思うんだけど、
ここまでタイムトラベル、タイムループ、
そしてマルチバースの物語が増えてくると、
とにかく些細なことにこだわったらいかんなぁと。
そういうところに囚われると、
その映画の本質や面白さを逃してしまうかもしれない。
例えばタイムトラベルものにつきものの、
過去を変えることで現在までも変えてしまう。
或いは現在と過去の自分が遭遇してはならない。
もうこんなのどうでも良いって言うか、
そこからマルチバースに繋がったりするので、
もはやそのあたりは不問に付すのが一番かと。

この映画だって、
一部の人間がタイムループに気がついて、
徐々に社内の人間全員に話を告げていくんだけど、
このとき誰かが違う行動を取ることで、
もしかしたらタイムループは抜けられるかもしれないわけで。
まぁちょいちょい違うこともやるし、
わかっている未来に対して手際よく対処したりして、
少しずつ変わっているはずなんだけど、
部長が気がつかないからタイムループが終わらない。

人間にはわかっていないことはたくさんあるし、
時間軸の旅は実際経験していないわけで、
マルチバースも実際いったことがある人はいないわけで、
(少なくとも現在公表されている時点では)
だからこそ自由な発想と自由な展開がある。

四の五の言わずに、
そう言う自由な世界を楽しむのも、
これまた映画の楽しみの一つで。
理屈は関係なく楽しむ。
最近の映画を観ていてそのことを思い出した。

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