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「ブルーアワーにぶっ飛ばす」 [WOWOW]


ブルーアワーにぶっ飛ばす [Blu-ray]

ブルーアワーにぶっ飛ばす [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2020/04/10
  • メディア: Blu-ray


【作品内容】
TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM2016 で審査員特別賞を受賞した企画の映画化。
30歳のCMディレクター砂田と、自由奔放な“秘密の友達" 清浦は共に大嫌いな地元・茨城へ帰ることに…。
砂田を演じるのは、清純派ヒロインからシリアスな役まで幅広く演じ、多くの映画ファンを魅了してきた演技派女優・夏帆。
親友・清浦は、『サニー 永遠の仲間たち』『怪しい彼女』など韓国で圧倒的な人気を誇り、日本では現在大ヒット公開中の初主演作『新聞記者』や舞台にも出演するなど今大注目のシム・ウンギョンが演じる。

「ノマドランド」を観た後、
深刻な話や陰惨な話はつらすぎると思ってチョイス。
以前文化放送の石森則和記者が薦めていたので、
それを思い出して録画してあった。

結論。
これ「ノマドランド」と究極に正反対の物語。
大嫌いな田舎だけど、
帰れば帰ったで親がいてばあちゃんがいて、
自分の嫌な田舎の風景と因縁と、
それと同じくらい大切な人たちがいる。
結局帰れるところがあるからの贅沢。
失ったらきっと初めてわかる、
濃密で大キライで大好きな帰れる場所。

って言うか最近思う。
人間って帰れる場所があるから文句を言って、
あれこれと理由をつけては「都会が良い」って言っている。
私みたいに実家はあっても、
そこには世話を焼いてくれる母親もいなくて、
ただ面倒臭い父親しかいなかったから、
10年も音信不通にした原因なんだって。
いろんなことを言いながらも、
そこに自分のルーツがあって、
何くれとなくうるさく言う親や兄弟がいて、
それで初めて「実家」なんだよって。
そういうものと縁がなかったから、
家族を持とうとも思わなかったし、
子供を持とうともしなかったし、
本当の意味での核家族で生きるしかなかったんだって。

いやぁ、本当に「ノマドランド」のあとに観たら、
余計にしみる。
夏帆の田舎地獄への嫌悪感が、
少しずつ和らいでいく感じとか、
純粋に田舎を楽しむシム・ウンギョンの演技とか、
すごくわかる気がしてしみる。

そう言う意味で、
うちの親は精神的にも物理的にも実家じゃなかったんだな。
ものすごく納得させられた。

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