「海底軍艦」 [WOWOW]
【東宝特撮Blu-rayセレクション】海底軍艦<Blu-ray>
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2010/03/19
- メディア: Blu-ray
恐怖の海底王国地上に挑戦!緊急出動する万能原子戦艦!
ムー帝国の地上攻撃が始まる!壊滅する東京。海底軍艦のドックは破壊されてしまう。果たして人類は、この危機を乗り越えることができるのか!?
この頃の特撮映画は、
理屈も余計な良い訳もなくて、
脚本がスピーディーな展開で無駄がなくて、
編集もわかりやすくてとても見やすい。
まず東宝を代表する役者陣に、
オープニングからワクワクする。
今観れば特撮も子供だましクラスだが、
それがまたたまらなく愛おしい。
軍服が何かおかしい気もするのだが、
まぁそれもご愛敬だと思うし、
南の島でマフラーを巻いた男も怪しすぎる。
いろいろ言えばきりがないが、
それはそれとして面白がれる。
なぜなら私はTVでの特撮世代だから、
楽しみ方を知っているのだと思う。
実は海底軍艦のあの機能を使うと、
本体がぐるぐる回って悲惨なことになるのは、
空想科学読本で知ったことだがw。
実は押川春浪の原作を読んでいないので、
原作からの翻案がどの程度なのか、
脚色がどの辺りなのか不明。
それ故に多少戸惑うのが、
「ウルトラセブン」でも扱われた、
「友好的ではない民族を滅ぼしても良いのか」問題。
まぁ海底軍艦の艦長は未だ大日本帝国海軍だし、
そりゃある程度はしょうがないし、
それが溜飲を下げるスカッとする映画になるのだし。
とにかく頭を空っぽにして、
深いことは考えずに楽しむ。
取りあえず興味深く面白いので、
東宝特撮の名作の一つとしてコレクションにする。
いや、でも、割り切れないところはある。
2023-11-17 20:53
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