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「バッファロー'66」 [映画]




バッファロー'66 [Blu-ray]

バッファロー'66 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ギャガ
  • 発売日: 2017/10/03
  • メディア: Blu-ray


【ストーリー】
5年の刑期を終え、釈放されたビリー(ヴィンセント・ギャロ)は、母親との電話でいくつもの嘘をついてしまう。
そのため、いもしない妻を連れて帰らなくてはならなくなったビリーは、通りがかりのレイラ(クリスティナ・リッチ)を拉致し、妻のふりをするように強要する。
初めは渋々従っていたレイラであったが、ビリーの孤独な心、純粋さ、優しさを理解し、次第に好意を持つようになる。
一方、ビリーは5年前に彼を陥れたスコットに復讐するために…。

シネコヤに通い始めた頃、
本棚に並んだこの映画の関連本やポスターを観て、
「この空間で観られたら幸せだろうなぁ」と思った。
実はこの映画が話題になっていた頃、
忙しくて映画館に行かれなかった頃。
「観たい」と思いつつも見逃していた。

日本版キャッチ・コピーは「最悪の俺に、とびっきりの天使がやってきた」。
クリスティーナ・リッチが本当に可愛い。
途中登場するロザンナ・アークエットのビッチぶりが、
余計に際立つほどにめちゃくちゃキュートで魅力的。
あり得ない出会いからあり得ないことが続き、
ビリーの愛に飢えた人生と、
レイラの純粋でビリーの本当の姿を見抜く、
その心の優しさと美しさに、
いつの間にかどんどん引き込まれる。
そしてクライマックス。
最悪のラストかと思いきや・・・。

こんな純愛、
素敵すぎていい歳したオバさんもキュンとするw。
若いときに観たらまた違ったのかとも思うけど、
いやいや、この作品の愛情物語は普遍だと思う。
ただ若いときに観ていたら、
ビリーの家庭環境の微妙さみたいなものに気付いたかどうか。
わかりやすく描いてはいるけれど、
夫婦の関係とかいろんなことに気が回ったかは不明。
逆に今だからこそ観て感じたのかも知れない。

映画のファーストシーンが「すばらしき世界」と重なり、
「西川監督はこれを意識したのか?」と思ったけど、
まぁ偶然だろうな。

いずれにしても20年以上経ても色褪せない、
不滅の純愛物語。
小津安二郎が大好きなヴィンセント・ギャロ、
車にMTのカローラとはまた憎いw。


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