「アメリカン・グラフィティ」 [ムービープラス]
何の説明も要らないルーカスとコッポラの名作。
こうした名作というのは、
観る機会を逸してしまうと、
なぜかその後ずっと忘れてしまう。
これもそのうちで、
何と今の今まで観たことがなかったのだ。
なぜなら日々新しい映画が公開され、
日々新しい映画がメディア化されたりサブスクで公開される。
おまけにWOWOWでも放送するのだから、
普通にサラリーマンをしていると後回しが必然的に多くなる。
「世界サブカルチャー史」で観て、
「あ、観なくちゃ、観たいぞ」と思ったら、
ナイスタイミングでムービープラスで放送。
何ともいえず甘酸っぱい。
オールディーズがずっと流れ続け、
その全部を知っているし口ずさめる。
巣立っていく若者たちの一夜の饗宴。
もちろんあの時代を切り取っているのだが、
それがちっとも古くさくないし、
映画としての質の高さが興味を失わせない。
ルーカスとコッポラ、
ここから時代を作る二人のタッグは、
確かに時代を切り取って時代を映し出し、
それがアメリカの一つの文化になった。
最近古い映画を振り返るのだが、
名作と言われるものはやはり面白い。
そして時代に関係なく良いものは良いし、
世界に入り込んでしまうのはさすが。
そして後のスターの宝庫であることもあり、
原石のちょっとした光が楽しめる。
彼らのその後がなかなかに切ないが、
若さの輝きがまぶしい作品はどこか胸にせまる。
2022-07-18 18:39
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