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「ファイト・クラブ」 [WOWOW]




ファイト・クラブ [Blu-ray]

ファイト・クラブ [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2014/03/05
  • メディア: Blu-ray


<ストーリー>
不眠症に悩む若きエリートのジャック。彼の空虚な生活は、謎の男タイラーと出会ってから一変する。自宅が火事になり、焼け出されたジャックはタイラーの家へ居候することに。「お互いに殴り合う」というファイトにはまっていく二人のもとに、ファイト目当ての男たちが集いあうようになる。そして秘密組織“ファイト・クラブ"がつくられた!

午前十時の映画祭にて上映中。
WOWOWで録画したものがあったので、
「個人的ほぼ午前十時の映画祭」にて。

今までなんで観なかったかと言えば、
公開当時の情報で、
「めちゃくちゃ痛そうな映画じゃん」と思ったこと。
ブラピも好きだしエドワード・ノートンも好きだけど、
デヴィッド・フィンチャーが描く痛そうな映画って、
むちゃくちゃグロそうで。
ここ数年各国ノワールで鍛えられたので、
「午前十時の映画祭」に合わせて観て観ようかと。

デヴィッド・フィンチャーはやはりただ者じゃない。
まさかそんな話だったとは。
正直言って途中までものすごくつらかった。
マチズモとホモソーシャルに支配された世界、
そこに女性でありながらなんのたらいもなく踏み込むマーラ。
日本の嫌な社会構造を観ているかのようで、
非常に不愉快な気分があった。
それがタイラーが失踪したところから、
とんでもない方向に転がり始めるストーリー。
そう、これがデヴィッド・フィンチャー。
なるほどブラピとエドワード・ノートンが、
マチズモとホモソーシャルに支配された映画、
そんなものに出演するとは思えなかったから、
ここからの展開に妙に納得ができて、
クライマックスまで一気に走り抜け、
最高のラストシーンを迎える。

思えば冒頭からメンタルに切り込んでいたし、
途中で予想しても良かったのに、
それをさせないブラピの演技とデヴィッド・フィンチャーの演出に、
ただひたすらやられたと言うしかない。

結論。
予想とは大きく違って、
最高過ぎた。
やはりデヴィッド・フィンチャーは鬼才。
痛い場面は目をつぶっても、
最後まで観る価値がある。

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