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「デッド・ドント・ダイ」 [映画]



鬼才ジム・ジャームッシュ監督最新作は、カンヌ映画祭で世界を沸かせた、まさかのゾンビ映画!主演は『スター・ウォーズ』新3部作のアダム・ドライバー、『ゴーストバスターズ』のビル・マーレイ。ほかティルダ・スウィントン、クロエ・セヴィニー、スティーヴ・ブシェミ、セレーナ・ゴメス、イギー・ポップ、トム・ウェイツら史上最強ファミリーが大集結。コーヒー・ゾンビからWiFiゾンビまで、最高にユーモラスな生ける屍たちに、田舎警察の迷コンビが立ち向かう!
アメリカの田舎町センターヴィル。3人だけの警察署で働くロバートソン警察署長(ビル・マーレイ)とピーターソン巡査(アダム・ドライバー)は、いつもの他愛のない住人のトラブルの対応に追われていたが、突如、街にゾンビが出現しだし、思わぬ事態に巻き込まれていく・・・。

ジム・ジャームッシュかく語りき、
「由緒正しきゾンビ映画とはかくあるべき」と。

と言うことで、
壮大なネタバレがいくつかあるので、
多くは語れないのだけれど、
緊急事態宣言以降映画館から遠ざかっていたので、
復活リハビリ作品として、
この作品は自分には最高のオフ・ビート感覚とユーモアで、
COVID-19に怯える今の世相を鑑みながら笑ってしまった。
最近「たまむすび」の「面白い大人」で、
ゾンビについて語られていたこともあって、
正統派ゾンビの在り方、
クラシックなゾンビ映画の在り方について、
ジム・ジャームッシュなりの感覚で表現されたことを、
心の底から楽しめた時間だった。

何しろ主役二人がアダム・ドライバーとビル・マーレーなんだから、
これがすっとぼけていなくてどうするという話。
おまけにあのティルダ・スウィントンとくれば、
そりゃもうどう料理するかは、
ジム・ジャームッシュじゃなくたって、
一癖も二癖もある話になって当然。

と言うことで、
ゾンビ映画ではあるがスリラーでもホラーでもない、
紛れもなく「ジム・ジャームッシュ」というジャンルの映画。

こういう感覚、
映画館で体験体感するのは、
家では絶対に感じられない五感が働く。

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